武寧(ムリョン)王を前にしながらも、真実を告げられずにいるソルラン。そんな中、王女は自らの宝飾品を売って民に施しを行い、皆の歓心を買う。そんなソルヒを、なおも許すことのできないソルランだが、百済(ペクチェ)から去ってくれというソルヒの言葉に、密偵としてキムンへ行く決心をする。
王女になるために家族を裏切ったと、ソルヒを問い詰めるソルラン。だが、真実を明かせばソルランとミョンノンが実の兄妹になるというソルヒの言葉に、ソルランは戸惑う。そんな中、トリムはソルランにキムンへの密偵を任せようとするが、ソルランは百済を離れられないと言う。
マックムと出会ったソルランは、チェファの無実を調査する役人と偽って、チェファの話を聞こうとする。ペク・カの屋敷跡でチェファの作った産着を掘り出しながら、チェファについて語るマックム。ついにソルランは、妹のソルヒでなく、自分こそが武寧(ムリョン)王と母チェファの間に生まれた王女だと知る。
ソルランは、ついにマックムを知る者に出会い、マックムが現れる場所と日時を聞き出すことに成功する。一方、サドの遺品である黒玉の指輪に王女が関心を示したことについて、ヘ・ネスクとトリムはナウンに問いただすが、ナウンの答えにはどこか釈然としないものがある。
トリムは、サドが持っていた黒玉の指輪の出所を調べ始める。そんな中、王女とチンムが親しく談笑する姿を再び目撃した武寧(ムリョン)王は、急遽チンムを呼びつけ、二度と王女と個人的に会ってはならないと言い渡す。王女は、サドに与えた黒玉の指輪を女官が身に着けているのを知って、トリムのもとを訪れる。