チェファを殺害した盗賊を捕らえるため、ミョンノンが伽耶(カヤ)にやって来る。山中を捜索するミョンノンは崖から足を滑らせてしまうが、ソルランが通りかかり助かる。ミョンノンの護衛がピムンだと知ったソルランは、妹のソルヒを捜し出すためピムンの力を借りたいと申し出るが…。
ソルヒは武寧(ムリョン)王自ら民の窮状を聞き審理を行う場を訪れ、スベクヒャンと名乗り前に進み出る。面会が叶ったソルヒはチェファが死んだことを告げると、武寧王はその場で倒れてしまう。一方、チェファの娘が現れたことで、チンムは警戒心を強めていた。
ソルヒはひとりで百済(ペクチェ)の都、熊津(ウンジン)城へと向かうが城門の前で倒れ、ヘ・ネスクの夫人に助けられる。結願鼓(キョロンゴ)を叩けば王に拝謁できるかもしれないと聞き王宮に訴え出るが、ソルヒの訴えは武寧(ムリョン)王の目に留まらなかった。一方、山中で倒れていたソルランはトルデとマングに助けられる。
両親の敵討ちを誓ったソルランは、百済(ペクチェ)・新羅(シルラ)・伽耶(カヤ)の3国に通じる街道の村で荷運び人たちの世話をしながら、村を襲った盗賊たちの情報を仕入れている。そんな中、有力な情報を聞きつけたソルランは、その盗賊団の住みかに向かおうとするが、ソルヒも一緒についてきて…。
目が見えなくなったチェファは、持っていたかんざしからソルヒをソルランと勘違いし、実の父親が百済(ペクチェ)の武寧(ムリョン)王で、本当の名前はスベクヒャンであることをソルヒに話してしまう。ソルヒに話してしまったことに気づき愕然とするチェファだったが…。