20年ぶりに中宗を訪ねたギョムは婚姻の取り消しを願い出る。一方、ようやく寿進坊のあばら家に落ち着いたサイムダンだったが、はしかにかかった末っ子ウの薬代にギョムから贈られた龍煤墨を売ってしまう。自分と別れてまでサイムダンが手にした暮らしを嘆くギョム。だがサイムダンはむしろ無為に生きるギョムが悲しかった…。
20年の歳月が流れ、サイムダンは夫、子供と共に都へ移り住むことに。その頃、ギョムは大伯母の強い希望で結婚することになったが、婚礼の日にサイムダンから返された金剛山図を見て、式を台無しにしてしまう。意気揚々と都にやってきたサイムダン一家。しかし、住むはずの家はすでに他人のものになっていた。
サイムダンとソクスンは流民を皆殺しにする県令ミン・チヒョンと領議政の息子を目撃する。二人はその場から逃げ出すが崖から転げ落ちてしまう。サイムダンは駆けつけたギョムに助けられるが…。一方、事件を知った中宗は詩が世に出回ることを恐れ…。ギョムに害が及ぶのを恐れたサイムダンはイ・ウォンスと婚礼を挙げてしまう。
サイムダンとギョムは金剛山図に詩を添え、サイムダンが彫った比翼鳥の印鑑を押す。一方、ミン教授はジユンとサンヒョンの行動を探れと2人の学生に命じる。雲平寺に出かけたサイムダンは貧しい流民に心を痛め、観音図を描いてそこに中宗の詩を添える。翌日、サイムダンは旅籠の娘ソクスンと流民に食べ物を運ぶが…。
後輩サンヒョンが漢文を読み下せると知り、ジユンは心強く思っていた。一方、朝鮮時代。想いを寄せ合うギョムとサイムダンはいつか一緒に金剛山へ行こうと固い約束を交わしていた。一方、ギョムの婚礼話を聞き、湯治の途中で江陵に立ち寄った中宗はサイムダンの父が士林派の元忠臣、シン・ミョンファと知って驚きを隠せない。