ナム貴人の口添えで死罪を免れて解放されたミン・チヒョンはサイムダンに送った刺客がギョムに蹴散らされたと知り、私兵を連れてギョムの命を狙いに向かう。チヒョンとの戦いで傷を負ったギョムを介抱するサイムダン。深手を負いながらも助かったギョムはチヒョンを解放した王を責めるが、王は任務を全うするようギョムに釘を刺す。
パルボンの命の恩人に雲平寺の和尚から預かったという「水月観音図」を手渡されたサイムダン。そこに技法の秘密があると確信するが、謎は深まるばかりだった。サイムダンを追ってきたフィウムダンの一行に襲われたサイムダンは崖に追いつめられるが…。その頃、領議政はミン・チヒョンを捕えさせ、この機に彼を失脚させようと狙っていた。
サンヒョンとヘジョンはラドからのメッセージを待っていた。一方、朝鮮時代。ギョムは王から紙作りの全権を委任される。その頃、雲平寺へ向かったサイムダンをフィウムダンは追いかけていた。一方、ミン・チヒョンはギョムに対抗するためにナム貴人を取り込もうと動いていた。雲平寺から帰ろうとするサイムダンはフィウムダンに狙われるが…。
高麗紙の質比べのお触れを見たサイムダンは紙作りに新たな意欲を燃やしていた。そんなサイムダンにギョムは高麗時代の紙見本を贈る。サイムダンは高麗紙の技法を解明するため、パルボンと共に雲平寺へ行ってみることに…。一方、ギョムは無理を強いる明の勅使と意気投合し、本物の高麗紙を用意するために半月の猶予を得る。
姉母会に呼び出されたサイムダンはフィウムダンの前で保護者のチマに見事な墨葡萄を描いてみせる。そしてヒョルリョンの退学を自ら申し出る。一方、鷹狩りに出た王一行に明から勅使がやって来たとの知らせが…。サイムダンの描いた墨葡萄の知らせを受け、一目見てその出来栄えに魅せられたギョムは甦った才能に嬉しくてたまらなかった。