武官になるための実技試験で主席の座を賭けて戦ったフィとソノ。激闘の末、試験官が勝利を宣言したのは先に倒れたはずのソノだった。理不尽な判定の理由がわからないままフィは倒れ、ヒジェが暮らす妓楼へと運び込まれる。その後、ヒジェが試験官の不正を告発し、将軍イ・ソンゲの知るところとなる。ソノと父ナム・ジョンが将軍に呼び出され山奥へ赴くと、そこにはナム・ジョンが手を回した試験官の姿があった。
いわれのない差別を受け武官になる道が閉ざされたフィ。そこへ親友ソノが狩りの助手を依頼しに来る。それは将軍イ・ソンゲによる大掛かりな狩りで、武芸の腕前を披露できればフィでも将軍の私兵になれるという話だった。一方、ヒジェはかつて国で一番の剣士だったソ・ゴムの息子がフィだと知り驚く。幼い頃のヒジェの命を救い、その後不遇の死を遂げたソ・ゴムの息子に出会えたことにヒジェは密かに運命を感じていた。
フィは病気の妹と共に貧しい暮らしを送っていた。フィの親友ソノは対照的に高官の父を持ち裕福だったが母親の身分の低さ故に差別を受けていた。フィは妹との生活費を稼ぐため、ソノは出世して差別から解放されるため、二人は武官を志す。一方、戦争反対の貼り紙をしたヒジェは役人から逃げる途中でフィとソノに出会う。その後ついに武官を志願したフィだったが、かつて死罪を受けた男の息子だと判明し志願を取り消されてしまう。