ソンジュンに奪った米を返せと迫るボンサムにソレが米を用意する。生きていたソレをなじるボンサム。だがソンジュンからお前の姉だと告げられ、驚きを隠せない。抱き合う二人。そこにソゲと役人たちがボンサムと海賊を捕えにやってくる。捕えられたボンサムは米2千俵を奪ったと告げられ、拷問にかけられる。その頃、ソンドルはこの事件にはウラがあるとにらんでいた。それを聞いたソレはある帳簿をソンドルに託すのだった。
船に乗り込むことになったボンサム。こうして2ヶ月が過ぎ、運搬船が群山に入ると、ボヒョンが待ち受けていた。ソゲとボヒョンはここで米を奪う段取りだった。ところがそこに海賊が出現する。その頭目は死んだはずのソンジュンだった。一方漢陽では、ソリンが体の変調に気付いてうろたえていた。だがソクチュは跡継ぎができたと言って譲らない。ソクチュはすべてを知った上で、自分の子として六牟塵の大行首に育て上げるというのだった。
ならず者の頭目マンチは子分のコムベに船でボンサムを殺せと命じる。ボヒョンもまた、米を奪ってボンサムに濡れ衣を着せ、船内で殺せとソゲに命じていた。一方、ソクチュは子どもを得られない自分を笑いものにしたグボムが許せず、アヘン密売の罪で舌を切って追い出してしまう。ソクチュの恐ろしさに震え上がるソリン。その頃、ボンサムはソクチュに差し出された毒酒を死を覚悟してあおる。だが目覚めるとそばにソリンがいた。
船団長となったボンサムは船員たちに任務が成功したら行商人の身分を約束すると告げる。監察官のソゲはボンサムが船団長と知って緊張していた。出立祭の日、ソリンからお守りを渡されたボンサムはついソリンを抱きしめてしまう。ところがそんな二人の姿を偶然通りかかったソクチュが目撃してしまう。衝撃を受け、夜中にうなされるソクチュ。翌日、西洋医師を訪ねたソクチュは息子を得ることができるかどうか診察を受けるのだが…。
年貢米運搬船主を任命されたソクチュ。宣恵庁の業務を奪われたボヒョンはソクチュの裏切りが許せない。一方、この日もソクチュに借金を頼みにやって来たボンサムにソリンは動揺を隠せない。そんな中、ボヒョンは船に乗せる監察官としてソゲを連れて行き、ソクチュを驚かせる。そんなソクチュから担保を出せと言われたボンサムは番頭のグボムが失敗した船員集めを買って出る。ボンサムは松坡のならず者の頭目に話をしようとするが…。