ソクチュが峠をふさいでいたと知ったボンサムは辛家に怒鳴り込む。そんなボンサムに自分と手を組めば千家客主の看板を六牟塵にかけてやると持ちかけるソクチュ。一方、雪花紙は無事元山に到着するが、なかなか売れない。そこにソゲがやってきて紙を買うと言い出す。ソクチュの提案を断ろうとするボンサムに、従うようにと頼むソリン。だが、六牟塵を嫌っていた父の思いを大事にしたいボンサムは商人たちに峠が開いたと通知文を出す。
ファンの話からソゲが父に濡れ衣を着せたと気付くボンサム。だがソゲは最後まで言い逃れる。荷物を積み終え、元山に向けて出発するボンサムたち。一方、辛家に戻ったソゲはソクチュにプンドゥン峠でボンサムから雪花紙を奪うと告げる。ふもとにやってきたボンサムたちは峠を越える時期をうかがっていた。そんな時、濃霧が峠を包む。この時とばかりに峠に入るボンサムたち。だが山賊たちもこの機会を狙っていた。そんな中いつしか霧が晴れ…。
皆で松坡馬房を取り戻そうと仲間たちを励ますボンサム。こうしてファン客主に到着したボンサムたち。そこにやってきたソゲは雪花紙を辛家に安値で売れと言い出す。商売は金儲けだというソゲに、共存共栄だと言い切るボンサム。ボンサムの父を知るファンはそんなボンサムに共感し荷物を任せる。一方、山賊が出るプンドゥン峠をふさいでいるのが実はソクチュだと知ったソゲはその地を任されているソクチュの甥ガプスに取引を持ちかける。
借金を返す方法を思案するボンサム。ソクチュはボンサムに人が恐れる商売をしろと諭す。そんな時、平康のファン客主が雪花紙の運搬商団を募集していると知る。山賊のせいで陸路が使えず船を使うため、ソクチュが大儲けをしていると知ったボンサムは運搬商団に名乗りを挙げ、陸路で運ぶと宣言する。一方、ボヒョンは地方に左遷されることに。慌ててボヒョンのもとに駆け付けるソゲ。そんなソゲにボヒョンはソクチュにしがみつけと命じる。
裏帳簿のおかげでボンサムたちはようやく解放される。待っていたソレと再会を喜ぶボンサム。ところがそんな二人をソゲの兵たちが狙っていた。ボンサムを庇って倒れるソレ…。こうして運搬船が都に到着する。だがやっと再会したソレを失ったボンサムの悲しみは深かった。一方、米を奪われたソクチュはボヒョンからソゲを辛家の番頭に据えるよう命じられる。ソクチュは怒りをあらわにしてボンサムを捕まえてくるよう命じるが…。