ソリンの願いを受け入れ、ボンサムを助けるというソクチュ。だがミン長官に送った手紙にはボンサムを亡き者にするよう書かれていた。ソンドルたちはその手紙をすり替え、ボンサムを無罪にさせる。ソクチュの手紙を見たボンサムは商いで復讐すると決意を新たにする。元山の客主は相変わらず干しダラを売ってくれない。ボンサムはそれなら自分たちで干し場を作ろうと、ソンジュンに相談する。ソンジュンは干し場を自分に任せろと言い出す。
牛皮密売の濡れ衣を着せられたボンサム。陰謀だと叫ぶが誰も耳を貸さない。そこにやってきたソゲはソクチュの命令だと告げる。なんとしてもボンサムを助けたいメウォルはボヒョンを訪ね、ボンサムを傘下に置けと進言する。だがボヒョンから横領を命じられたボンサムは受けいれることができず、仲間のために犠牲になると答える。それを見てほくそ笑むソゲ。一方、ソリンは最後にどうしてもボンサムに会いたいとメウォルに頼むが…。
遊説を始めるボンサム。行商人たちが納めた税金が何に使われるのか、何に使われるべきなのか、切々と訴えるボンサムに集まった人々は心を打たれる。そんなボンサムに危機感を募らせるソクチュらはさらに莫大な金をばらまいて、人々を買収しようとしていた。そんな中、ボンサムがソリンへ送った手紙を見て激怒したソクチュはソゲにボンサム殺害を命じる。こうして迎えた選挙当日。行商人たちの支持でボンサムは勝利を手にするが…。
ソゲのおかげで桑村から生糸を仕入れることができたボンサム。ソクチュはソゲがボンサムを助けたのが気に入らず、その理由を探らせる。松坡に戻ったボンサムは任房の接長選挙に立候補するよう促される。行商人たちの強い勧めに心を動かされたボンサムは立候補することに。それを知ったソクチュは対抗馬としてソゲを立候補させる。そんな中、メウォルはボンサムがソリンのために元山で買った土産を渡せずにいると知って…。
客主主人たちを集めたソクチュは行商人に物資を売るなと言い渡す。何も知らずに仕入れにやってきたボンサムは閉ざされた客主に驚きを隠せない。困り果てる行商人たちのためにソゲに頭を下げるボンサム。だがそれが狙いのソゲは聞こうとしない。その頃、妊娠中毒にかかったソリンのもとをメウォルが訪ねていた。ボンサムの心を奪ったソリンが憎くて悔し涙を流すメウォル。一方、仕入れの出来ない行商人たちは不満が募って…。