タナシルリを陥れるため自ら毒を飲んだヤン。タファンは倒れたヤンを心配するが、ヤンが自ら毒を飲んだことを皇太后に聞き、ヤンの復讐への覚悟を知る。タナシルリは宮中を捜索するが毒は見つからない。最後に捜索したタナシルリ自身の部屋で、メバク商団のフクスの名で送られた宝石箱から毒入りのナツメが見つかる。タナシルリが犯人だという知らせを受けたヨンチョルは、フクスを捕らえるよう命じるのだった…。
タナシルリからの罰として3日間書庫に閉じ込められたヤン。タファンはその知らせを聞き駆けつけるが、ヤンを助けることができない。己の無力を知ったタファンは、ヤンに秘密で再び文字を学ぶことを決意するのだった。罰を終え書庫を出たスンニャンはタナシルリへの攻撃の計画を語り、ペガンはヤンを信じて任せることにする。メバク商団に潜入した部下のチェ・ムソンが捕まって拷問を受けていると知ったワン・ユは、商団に正面から乗り込んでいくが…。
ヤンはタナシルリが用意した帰脾湯を飲むことを拒むが、それには懐妊を阻む緑豆が入っていることが皇太后によって明らかにされる。事件を知った側室の親である各省の長官たちはヨンチョルに抗議するが、ヨンチョルはそれを一蹴する。ヨンチョルに譲位を促されたタファンは、文字を学ぶ意欲を失い、ヤンと仲違いしてしまう。遼陽行省では、ワン・ユらが偽の交鈔の取引現場を抑えようとしていたが、そこにはメバク商団の罠が仕掛けられていた…。
ヤンは側室選びに一人だけ合格する。しかしヨンチョルは長官たちの娘を人質として譲位に備えるようタナシルリに言い、ヤンの他に4人の側室が選ばれることになる。ヨンチョルの譲位の計画を知り、ヤンの復讐への協力に消極的なタファン。ヤンはタファンに血書を見せ、書の中身を知りたがるタファンに文字を学んで自分で読むように言う。一方、ヤンの床入りを知ったタナシルリは敵対心を強め、ヤンへの攻撃を開始するのだった…。
側室候補として宮中に戻ってきたスンニャンの姿を見てタファンは声を取り戻す。スンニャンが生きていたことをタファンは喜ぶが、ヨンチョル一族への復讐には手を貸そうとはしない。側室選びは進んでいくが、急遽審査に加わったタナシルリによりスンニャンは試験の妨害を受ける。その頃高麗では、ワン・ユが偽の交鈔の調査にあたっていた。遼陽で偽の交鈔を売る男を殺したワン・ユは、メバク商団に死体を送りつけるのだった…。