フィとルシゲたちは、墓の参拝に向かう兄カンの輿(こし)を待ち構える。その間、チャヒョンとキトゥクは上王を連れて宮殿へ。カン不在のすきに、大王大妃に上王を託し、復位させる計画だ。フィは宮殿へと急ぐ。しかし宮殿では、上王を連れたチャヒョンの前に、そこにいるはずのないカンが現れる。
フィは上王の名を使い、カンが不当に王座を奪った逆賊だと訴える告発文を町中に貼る。上王を復位させるために動き出したフィは、自分の生存と上王の無事を、チャヒョンを通じて母である大王大妃に知らせる。決起に向けてフィは着実に仲間を増やしていき、ついにその日が訪れる。
カンは、宮殿に迎えた女真族の使節団の宿泊する部屋を調べ、かつて自分が王座に就くために行った裏取り引きの証拠となる密書を探す。フィはルシゲを連れ、残っている女真族の使節に面会し、自分たちと手を組むよう説得する。チャヒョンの居場所を突き止めたカンは、彼女のいる山寺へ向かう。
フィは、カンが流刑地にいる幼い上王の暗殺を企てていると知り、阻止するために動き出す。チャヒョンも同志として一緒に行動すると申し出る。カンは、矢に毒を塗られた一件以来、暗殺におびえるようになる。一方、フィたちは上王を救うために、流刑地に到着する。そこに、刺客が現れ…。
尼寺へ送られるチャヒョンを救ったフィ。だが、チャヒョンはカンの側室になろうとしたという彼女の噂をフィが信じていたことに憤り、2人の関係はぎくしゃくする。ヤンアン大君はカンの即位をに正式に認めてもらうため、チャヒョンの父ソン・オクに上奏文を書くよう迫る。