花郎を募る只召太后の触れ書きが貼り出され、都は大騒ぎになる。アロは多易書の主人ピジュギから貴公子の調査を任され、花郎にふさわしい美男子たちの情報をウィファに報告。一方、権力者のパク・ヨンシルは花郎の創成には王の許可が必要だと只召太后に迫り、彡麦宗を誘い出そうと企む。そんな中、アンジはムミョンを追っ手から守るべく、死んだソヌの名を名乗ってアロの兄として生きるように告げる。妹思いだった親友のため、ムミョンはアロの前でソヌのふりをするが…。
アロは彡麦宗から眠りにつくまで物語の続きを話してほしいと頼まれ、多額の報酬に惹かれてしぶしぶ依頼を引き受ける。一方、ムミョンは貴族を叩きのめしてマンムンを救出。しかし、「彡麦宗の顔を見た者を殺せ」という只召太后の命令によってマンムンは禁衛将に追われ、ムミョンと共に深手を負う。アロの父アンジは山中で2人を発見するが、マンムンはまもなく息絶える。ムミョンはアンジの介抱で一命をとりとめ、親友を殺した者への復讐を誓うのだった。
新羅第24代王の真興王 彡麦宗は、摂政の母・只召太后の命令で幼い頃に王宮を離れ、世間に顔を明かすことなく生きてきた。不眠に苦しむ彡麦宗は、街頭で聴衆を集めていたアロの話を聞いているうちに眠りに誘われ、彼女に興味を抱く。そんな中、只召太后は新羅の未来のために王の親衛隊を作ろうと考え、獄中のウィファに取引を持ちかける。一方、賎民の村で暮らすムミョンは、家族を捜したいという親友のマンムンと共に命懸けで都に潜入するが…。