お腹の子のことを黙っていたミョンウォルを問い質すキム・ジョンハン。彼の手を振り払おうとするミョンウォルは、弾みで階段から転落してしまう。結局、子は流れてしまった。我が子を死なせたと自分を責めるキム・ジョンハンを、ミョンウォルは二人が暮らした隠れ家へ呼び出す。そこでミョンウォルはコムンゴを、キム・ジョンハンは笛を奏で、亡き子を弔う。 妓生の生活に戻ったミョンウォルの名声は瞬く間に拡がる一方で、プヨンはうらぶれて酒浸りに。そんなプヨンを見かねたメヒャンは、次の女楽行首の座を賭け勝負を行うと告げる。 日ごろ舞に親しんでいない人々を感銘させることが最高の舞だと考えたミョンウォルは市場で舞を披露するが、彼女の舞を見た儒学者ソ・ギョンドクに、ただの酒売りに過ぎぬと罵られてしまう。
キム・ジョンハンに車裂きの刑が執行される頃、宮中では壮大な宴が催されていた。そこでミョンウォルは舞を見事に舞い切り、その舞に感銘を受けた王様は、キム・ジョンハンの刑を取り止めにする。一方、舞い終えたミョンウォルは罪人の身であり宴を汚したとして監禁されてしまう。 実はこの処遇は、ミョンウォルとキム・ジョンハンを逃がして彼らの縁を守るための王様の計らいだった。だがミョンウォルはそれを断り、教坊に戻りたいと申し出る。そしてキム・ジョンハンの将来を思い、彼との縁を断つ決意をする。 キム・ジョンハンは官職に復帰するも、彼女が選んだ道を恨めしく思い、荒んだ生活を送るようになる。
ミョンウォルとキム・ジョンハンを捕らえようと兵が待ち伏せる所へ何も知らずに帰ってきたミョンウォル。彼女を守るため、キム・ジョンハンは自ら捕らわれ都へ連行される。拷問を受けてもミョンウォルの居所は言わず、王様が直々に出向むくもキム・ジョンハンは口を割ろうとはしない。一方ミョンウォルはキム・ジョンハンを救うためにあえてピョクケスに会い、キム・ジョンハンを生かし彼の手で自分を処罰させれば、彼に屈辱を与えられると促す。早速ピョクケスは王様に訴え、王様はキム・ジョンハンに三日の猶予を与える。その間にミョンウォルの居所を自白すれば罪を許し、再び重用すると告げるが、キム・ジョンハンはどんなに拷問を受けようと最後まで口を割らず、激昂した王様は、彼を車裂きの刑に処し、刑の執行の日には盛大な宴を催すよう命じる。
ペンムの後を追って身を投げようとしたミョンウォルをキム・ジョンハンが救い、そのまま二人が姿を消してから三年。二人はある山間の村で倹しいながらも穏やかに暮らしていた。それでもミョンウォルは芸への情熱が忘れられず、キム・ジョンハンもそのことに気付き始めていたが、ミョンウォルは子を宿したことを覚り、その子を育てることが自分の生きる道と決める。 ある日、ヒョングムが危篤だという話を聞いたミョンウォル。キム・ジョンハンは、ピョクケスが自分たちをおびき寄せるために流した罠かもしれないと諭すが、結局二人は松都へ向かうことに…。
女楽行首の座を賭け、国王の御前で舞を披露する日がやってきた。だがミョンウォルはペンムの死から立ち直れていない様子。ミョンウォルの出番になるとピョクケスたちが、ペンムを殺したのはミョンウォルだと罵る。その声が耳に入り動揺して舞えなくなってしまったミョンウォルは、ついには気を失ってその場に倒れてしまう。翌日、ミョンウォルたちは松都へ戻るが、ミョンウォルは放心したまま。ムミョンは都に向かい、キム・ジョンハンに廃人同然の彼女を助けてほしいと乞う。その頃、ペンムが身を投げた崖の上で、ミョンウォルもペンムの後を追おうとしていた。