即位した仁祖は、光海君の勢力を一掃するため、光海君が王座をかけて守った火器都監の人々を後金と内通した罪で捕らえてしまう。罪がないにもかかわらず拷問にかけられるジュウォンたちを救うために、貞明公主は王宮の前で座り込みを行い、無実を訴える。これにより民の同情が集まり始め、貞明公主の狙いどおり綾陽君は仕方なく火器都監の人々を放免する。その後、ゲシやイチョムなど大北派の重臣らは斬首刑に処され、光海君は流刑となる。流刑地に向かう光海君を見送る貞明公主とジュウォンは、心の中で光海君の意志を継ぐことを誓うのだった。
綾陽君たちは反乱を起こす。イヌの手引きで王宮の正門を突破し便殿に攻め入るも、玉座に光海君の姿はなかった。片や無事に救出された貞明公主は、光海君が王位をかけて自分と火器都監の者たちを守ったと知り助けに行こうとするが、イヌに行く手を阻まれる。王座を譲ることを決意した光海君は、密かに王宮を抜け出して貞明公主に会い、「お前たちは生き残り、自分の意志を継いで朝鮮を守ってほしい」と告げる。一方、王宮を占拠した反乱勢力が光海君の捜索を始めていたところにイヌが光海君を王宮に連行する。光海君は廃位され、ゲシとイチョムら大北派の重臣たちも捕らわれる。そして、綾陽君が新たな王となる。
後金への返書を伝令に託した光海君は、公主とカン家の縁談は許さぬと宣言し、ジュソンを謀反の罪で捕らえる。また光海君は、無事帰還したジュウォンに、何があろうと公主を取り戻して国と火器都監を必ず守ると誓い、ジュウォンもまた命を懸けて光海君と共に戦うことを決心する。一方ヨジョンが王宮から消え、ゲシは自分が光海君を危険に陥れたことに気づく。その頃、綾陽君は王の密命の証拠を西人派に突き付け挙兵を扇動。貞明公主を拉致したジャジョムは仁穆大妃を脅し、謀反への協力を迫る。一方、光海君は貞明公主と火器都監を守るため、イヌにある命令を下していた。ジュウォンは火器都監の職人と共に有事に備えるが…
光海君にイヌとの縁談を許可してほしいと頼む貞明公主。自分のために公主を犠牲にしたくないという光海君だが、貞明公主は「私自身のためだ」と王を説得する。同じ頃、後金では朝鮮兵の処刑が行われようとしていた。ジュウォンをはじめとする兵が処刑台に立たされた瞬間、間一髪のところへ後金の使者が現れ、処刑が中断される。後金の兵士に扮したジャギョンは、牢に戻されるジュウォンを救い出し、朝鮮を目指していた。朝鮮軍を救うためにも一旦は貞明公主の願いを聞き入れた光海君だが、結局はゲシを王宮に呼び入れ、人間らしい選択をしたいと打ち明ける。そんな中、公主が動いたと聞いたジャジョムは、ついに綾陽君を王にする計画を実行に移すことにする。
光海君は朝鮮兵の捕虜を取り戻すため、後金と和親関係を結び、要請に応じることを宣言。この決定に西人派ばかりか、支持勢力である大北派の重臣たちも猛反対する。そんな中、綾陽君の指示で民が火器都監を襲撃。その場に居合わせた貞明公主が額にケガを負い、暴動は鎮まる。貞明公主は襲撃してきた民に、光海君が捕虜を救おうとするのは民の命を何よりも尊ぶ真なる王であるからであり、真実を知る努力をしてほしいと訴える。一方、ジャジョムは綾陽君を王座に据えるため動き始め、ジュソンは綾陽君を切り捨て光海君を選ぶ手はずを整える。そしてついに、貞明公主がイヌとの婚礼を許可してほしいと光海君に願い出る。