ウンソルとオクチュを救うため、呪いの件は自分の罪だと認めてしまった貞明公主。仁祖はついに貞明の口から謝罪の言葉を聞く。しかし仁祖は、お前はまだ自分を見下げていると言いながら、貞明公主とオクチュたちの命はないと言い放つ。一方、土取りを装いイ・グァルの家に入って証拠を探していたボンズたちだが、イヌに見つかり訓練都監に連れて行かれる。それを聞いたジュウォンは訓練都監に乗り込み、ボンズたちの代わりに自分を捕えてくれと懇願する。そこで、貞明公主の呪いの件を自らの仕業と認めたと知ったイヌは、ヨンブが所持していた証拠品に目をつぶり職人たち釈放して、密かにジュウォンに協力する。
ジュウォンは貞明公主の無実を証明するためヨンブたちをイ・グァルの屋敷へ侵入させ、王の密命を受けたという証拠の品を探させる。片やジュウォンたちの怪しい動きに気づき彼らの狙いが分かったイヌは、すぐにヨンブたちを捕らえに行く。仁祖が何度も打診してようやく領議政の職を引き受けたウォニクが、最初に王に進言したのが「公主を許せ」だった。その進言に腹を立てた仁祖は拘束されている貞明公主に会いに行き、すぐにでもウンソルたちを処刑すると言い放つ。拷問に苦しむウンソルとオクチュを見かねた貞明公主は、自分がしたことだと罪を認めてしまう…
貞明公主は、仁祖に脅されながらも国を守るためチェ・ミョンギルやイ・ウォニクなど、着々と味方を増やしていた。そんなある日、ヨジョンの計略により、貞明公主は王を呪ったという濡れ衣を着せられ、ウンソルとオクチュも協力者として投獄されてしまう。ジャジョムは騒ぎを起こしたヨジョンを咎めるが、貞明公主を罠にはめる計画は王の意向であると聞かされ、仕方なく陰謀の片棒を担ぐ。ジュウォンはこれらが罠であることを証明すると誓う。ミョンギルは尋問を担当したいと志願し、貞明公主に会う機会を得る。朝廷に復帰したウォニクは仁祖に尋問の延期を進言し、別造庁の職人たちも証拠探しに奔走する…
ある日、ジャジョムの助言で仁祖は直接民の声を聞くための場を設ける。そこで貞明公主の土地を耕す者は租税を免除するという話を耳にし、仁祖は怒りをあらわにする。貞明公主に腹を立てたヨジョンは寝所を訪ね、貞明公主に非礼な物言いをする。そこで貞明公主は、王宮のしきたりに従いヨジョンに鞭打ちの罰を下す。仁穆大妃は王が寵愛するヨジョンを罰したことで心配するが、貞明公主は戦い抜くためには何でもする覚悟だと話す。屈辱を味わされたヨジョンは、ジャジョムに公主をどう追い出すのかと詰め寄るが、ジャジョムの煮え切らない態度にしびれを切らし、仁祖をそそのかして捕盗大将に密命を下させる。
仁祖は、度重なる謀反の密告に悩まされていた。しかし、この密告騒動はジャジョムが政敵を一掃し、自分の力を誇示して恐怖を与えるために仕組んだものだった。一方、王宮に戻った貞明公主は毎日のように仁祖の元を訪ね、民を重んじる君主になるよう諭す。王室の農地拡大を止めて飢えた民を救うべきだとも進言し、仁祖を激怒させる。そんな中、イヌは王命に従って火器都監を閉鎖し、別造庁に格下げする。左承旨の座に就いたジャジョムは逆心を抱く者をあぶりだし、政敵を次々と罠に陥れていた。一方貞明公主は、王から下賜された王室所有の広大な土地を得るが、それは、あることを実行に移すためであった…