ウォンシンが奴婢を酷使し苦しめていることを知ったユンガンは、黒銃士となり奴婢たちを解放する。人足を奪われ、山元との取引を妨害された上に、物品の買い占めによりユンガンに商売を邪魔されたウォンシンは激昂し、商権を独占できるようビョンジェに要望する。スインは開化派の主導者オッキュンからある依頼を受けるが…。
避難先の王妃に仕えていたスインは突然現れたヘウォンの思惑を疑う中、父が殺されたことを知り、ショックを受ける。一方、ユンガンはジャヨンを捕らえ、軍乱の首謀者として王に引き渡す。王の裁きによりジャヨンと軍乱の加担者は罰せられ、ジナンの濡れ衣も晴れ、ユンガンも自由の身に。だが、王妃の進言でビョンジェとウォンシンは放免となる。
王宮では守旧派による軍乱が起き、居合わせたユンガンは窮地のスインを助け出す。危険が迫るにもかかわらず、王妃を守らねばというスインに従い、ユンガンはスインと共に王妃を王宮から避難させることに。その道中、ユンガンは命を代えても王や王妃を守ろうとするスインを案じるが、それが自分の濡れ衣を晴らすためだと知り…。
商会所の使用人で逃亡奴婢のジェミが前主人の右議政に捕まり、連れ戻される。それを聞いたユンガンは覆面姿で右議政の屋敷に現れ、奴婢証文を奪い、奴婢たちを解放させる。その噂は庶民の間で広がり、「満月の黒銃士」と呼ばれて英雄視されることに。そんな中、ユンガンはジャヨンに近づくべく日本の豪商・山元になりすまし…。
ユンガンは事件の黒幕ジャヨンが率いる秘密結社スホゲの様子を探る中、ウォンシンがジャヨンと会うことを知る。ついに、ユンガンはウォンシンを追い込み、銃弾を受けたウォンシンは崖から身を落とす。父の復讐を果たすものの、それが正しい道なのか悩むユンガン。父の行方がわからず、ユンガンに殺されたと思ったヘウォンは…。