ソンイの家の内仏堂が完成する。二体の仏像に瞳を入れる儀式が執り行われ、キム・ジュンもその席に呼ばれる。キム・ヤクソンはソンイに、キム・ジュンに酌をさせようとするが、キム・ジュンは礼儀でないとしてそれを断る。一方、ダルガチの横暴は深刻な問題となり、接待係の官吏が殺害される事件まで起こる。そんな中、蒙古軍が海戦に弱いと見抜いたチェ・ウは、江華島(カンファド)への遷都を計画して、キム・ジュンを現地の視察に派遣する。
慈州(チャジュ)城で抵抗を続けていたチェ・チュンミョンも、淮安公(フェアンゴン)の決死の説得に、ついに降伏を受け入れる。王宮を訪れて高宗(コジョン)と面会した蒙古軍の総司令官サルタクは、宴席でキム・ギョンソンの戦いぶりを称えて酒を酌み交わす。戦争は終わったが、高麗の各地には蒙古の官吏であるダルガチが置かれ、大量の朝貢要求に応えるため、民の生活は困窮する。そんな中、キム・ヤクソンはパク・ソンビに、ソンイが他の男を想っていると漏らす。
興王(フンワン)寺の焼失に驚愕し、自国の無力さを嘆きながら降伏を決断するチェ・ウ。こうして和議が結ばれ、激しい抗戦が続いている亀州(クィジュ)城と慈州(チャジュ)城にも、戦闘の中止が通達される。最後まで亀州(クィジュ)城を守り抜こうとするパク・ソやキム・ギョンソンだが、使者として来た王族の淮安公(フェアンゴン)の説得に、ついに城門を開けて降伏する。そんな中、キム・ジュンが都房(トバン)に戻り、ソンイと再会する。チェ・ウはキム・ジュンをねぎらい、再び側近として仕えさせる。
南下を続ける蒙古軍は平州(ピョンジュ)城で民を虐殺し、亀州(クィジュ)城付近では高麗中央軍が奇襲を受けて壊滅する。その頃、都房(トバン)には無条件降伏を求める通告書が届き、徹底抗戦を宣言するチェ・ウと、現実を見据えて降伏を勧めるキム・ヤクソンとが意見をぶつけ合う。結局、高麗側は和親を求める使者を送るが、蒙古軍は聞き入れず、首都の開京(ケギョン)に迫る。これを受けてチェ・ウはイ・ギュボに降伏文書を作成させるが、そんな中、蒙古軍が興王(フンワン)寺に火を放つ。
一夜明けて、鉄州(チョルチュ)城は陥落し、キム・ジュンは蒙古軍の包囲する亀州(クィジュ)城に向かう。合流したキム・ギョンソンとキム・ジュンは少数精鋭で敵陣を奇襲し、大混乱に陥ったモンゴル軍は退却を余儀なくされる。一方、ようやく準備を整えて出陣した精鋭軍は、洞仙(トンソン)嶺で蒙古軍の奇襲を受けるが、キム・ユヌ率いる僧兵に助けられる。その頃、鉄州(チョルチュ)城陥落の知らせが都に届き、ソンイは現地にいたキム・ジュンが生死不明だと聞かされる。