招待に応じてチェ・ヒャンの屋敷に向かうチェ・ウとその家臣たち。キム・ジュンを自分の家臣にと望むチェ・ヒャンだが、キム・ジュンはたとえ一生奴隷のままでも、自分を救ってくれた恩に報いると答える。チェ・ウとチェ・ヒャンは互いに牽制し合いながら、緊張の中で宴会は終了する。キム・ジュンは小軍将にとり立てられ、萬宗(マンジョン)兄弟の随従を任される。その頃、高麗領内に侵入していた契丹軍は、蒙古軍の活躍で鎮圧される。
キム・ジュンの願いに拍子抜けする会場。ソンイは、キム・ジュンが戦ったのはウォラのためであって、自分は利用されただけだったと知り、かすかな嫉妬を覚える。ここを去って人間らしく生きろと言うキム・ジュンに対して、ウォラはキム・ジュンさえいれば辛くないと言って、スボプのところへ行くのを拒む。チョン氏はそんなウォラの想いを見抜いて、キム・ジュンと一緒にさせようと考えるが、マンジョンがウォラに言い寄ってくる。
うなされながらウォラの名前を口にするキム・ジュン。一方、腹心のイ・ギュボを都から追放したチェ・チュンホンは、金剛(クムガン)山の道人がくれたという不思議な丸薬をキム・ヤクソンに見せながら、ソンイとの縁談を勧める。高麗23代王・高宗(コジョン)の同席のもと、撃毬(キョック)の最終戦が行われる。敵軍の卑怯な攻撃に倒れたキム・ジュンに、必死で声援を送るソンイ。見事、最後の勝者となったキム・ジュンは、ウォラをスボプのもとに送ってくれるよう頼む。
流血しながらも気迫で勝利を果たしたキム・ジュンと、何者にも物怖じしないキム・ジュンに関心を示すソンイ。そんな中、チェ・ウは父チェ・チュンホンから託された巻物を開くが、それは父の署名だけが書かれた白紙の文書だった。一方、チョン氏はウォラを自分のもとに引き取って面倒を見ると言う。その夜、チェ・ヤンベクはキム・ジュンにウォラとの関係を尋ねるが、そこへソンイが激励の声をかけにキム・ジュンのもとを訪れる。
卑屈な奴隷より男らしい人間として生きるため、必ず生き残ると言うキム・ジュンの気迫に押されて、出場を認めるソンイ。ソンイはキム・ジュンのために皇室の典医を呼び、さらにチェ・ウの上質な杖匙を借りてこさせる。その頃、契丹軍を追って蒙古軍が高麗領内に侵入したとの急報が届く。一方、チェ・ウの庶子の萬宗(マンジョン)はウォラに目を付け、チョン氏はウォラが知り合いの娘であることに気付く。そんな中、撃毬(キョック)の二回戦が始まる。