ドンスは軍の兵卒となり、正祖の命令で人参茶事件を調べることに。偽の人参を載せていた軍船が難破したことを聞いたデジュは、これは黒紗燭籠の存亡にも関わる問題だとしてさらなる協力を求めるが、ウンは軍船が沈んだことで黒紗燭籠が大きな損害を被ったことを持ち出し、手を引くと言い放つ。その頃、宮殿では貞純王后が意識を取り戻していたが、自分が世孫が入れた人参茶で倒れたことを聞くと、まだ目覚めていないことにしろと医員らに口止めする。
ジンギの砦では、チョンがチからジンジュを守るよう頼まれ、さらに自分の娘だと打ち明けられ驚愕する。チョンはチャンリャンを人質にとり、ジンジュと共に砦から逃げる。ウンはジンギを追い詰め、とどめを刺そうとしたその時、修行から戻ったドンスが止めに入る。ドンスの剣の腕に驚いたチャンリャンは去り、ウンもチョンを逃がしたのだからと退却する。デジュが手配した兵士たちも形勢が不利になり引き揚げる。居場所を知られたためジンギは砦を引き払い、仲間たちにも逃げるよう伝える。
ドンスはグァンテクを超え、朝鮮の武芸を完成させると誓い、山中で修行を続ける。一方、デジュら老論派の進言により罷免されたサンギルたちは、デジュの首を取ろうと屋敷に忍び込む。しかしデジュはその動きを読んでおり、サンギルたちはウンに殺されてしまう。ウンは言うことを聞かなければジソンの始めた商売を邪魔するとデジュに脅されていたのだった。
ジソンを助け出すため船着き場に来たドンスはウンと対決する。そこにグァンテクとフクサモが現れる。その時、ジソンが黒紗燭籠(フクサチョロン)の男たちに捕らえられてしまうが、駆けつけたチョリプが助け出す。さらに、ジンジュが火矢を放ち、インの持つ北伐之計(ほくばつのけい)の写本は燃えてなくなる。残った北伐之計はジソンの背中に彫られたものだけとなり、ドンスは意を決してジソンの背中に火を付けた。
いつまでも正気に戻らないドンスに活を入れようと殴り続けるグァンテク。たまらず止めに入ったジンジュは、自分が正気に戻すと言って、ドンスを幼い頃火事に遭った村の小屋に連れて行く。正気に戻ってあの時のように助けてと言い小屋に火をつけるジンジュ。燃える小屋を不安そうに見守るグァンテクたちの前にチが現われ、ジンジュは自分の娘だと告白し助けに入ろうとしたその時、ドンスがジンジュを抱きかかえて出てくる。