反正の成功によって燕山君は廃位され、ヨクが第11代国王として即位する。ヨクが両親の殺害を指示したと誤解したチェギョンは燕山君の短剣で彼を刺そうとするが、殺すことはできずにその場を去る。その後、チェギョンは両親が功臣として祀られた祭壇を見てヨクの思いに気づき、王妃として彼と共に苦難を乗り越えていくことを誓う。そんな中、シン・スグン夫妻を殺したパク・ウォンジョンは報復を恐れ、チェギョンの王妃冊封に猛反対するが…。
ヨクは宮殿に忍び込んでチェギョンと再会を果たし、燕山君から王位を剥奪する反正の計画を打ち明ける。チェギョンは思い悩んだ末、ヨクに協力することを決意して彼のために時間を稼ぐ。やがて反乱軍が宮殿に向かって進軍しているという知らせを受けた燕山君は、チェギョンとチャスン大妃を人質として監禁。一方、ヨクは反乱軍制圧の王命を受けた兵曹判書を味方につけ、便殿に乗り込むことに成功する。ヨクと燕山君は一対一で剣を交えるが…。
仲間が処刑される姿を目撃したヨクは、怒りに燃えて宮殿に乗り込むが、燕山君の罠に陥り、逆賊として投獄されてしまう。チェギョンもまた逆賊の妻として捕らえられ、シン・スグンには謹慎が命じられる。燕山君は監禁中のチェギョンの元を訪れ、ヨクを死刑の中でも最もむごい凌遅処刑に処すつもりだと話す。チェギョンはヨクの命を救うため、燕山君に一生そばにいると申し出るが、「お前を信じられなくなった」と突き放されてしまい…。
ヨクの機転によって命拾いしたシン・スグンは、燕山君から今度こそタニシの首長を捕らえろと命じられる。チェギョンは父に一刻も早く逃げるように促され、翌朝ヨクと共に都を発つ。一方、燕山君はひどい幻聴や被害妄想に見舞われ、チャスン大妃に亡き母の廃妃ユン氏を復位させなければならないと主張する。街では「首長が現れるまでタニシを殺せ」という王命により、罪のない人々が次々と殺されていく。ソノはこの状況に耐えかねて…。
密旨を手に入れたヨクは自らの王位を燕山君に譲ると宣言。都を離れてチェギョンと暮らす道を選ぶ。燕山君はヨクを殺しても2人の仲を引き裂くことはできないと悟り、部屋にこもりきって酒浸りになる。一方、チャスン大妃は思いもよらないヨクの決断に激怒。ソノらタニシの仲間たちは、燕山君を牽制すべく今後もタニシの活動を続けるとヨクに告げる。ヨクとチェギョンは夢だった平穏な田舎暮らしを控え、幸せな時間を過ごすが…。