チェギョンを救うため、自ら王宮に姿を現したヨク。心中穏やかでない燕山君だったが、臣下たちの前でヨクを抱き締め、生きて戻ってきた弟を歓迎するふりをする。ヨクは自分とチェギョンの汚名をそそぎ、燕山君はヨクを王子に復位させる。そんな中、ヨクと酒を飲んだ燕山君は、チェギョンと結婚したいという彼の話を聞いて動揺する。ヨクは自分の愛情を隠さずチェギョンに伝えるが、チェギョンは父スグンから不吉な予言について聞かされて…。
監獄に潜入したソノはミョンヘを発見し、間一髪でチェギョン暗殺を阻止する。しかしその後、チェギョンはサホンによって屋外に連れ出され、ヨクをおびき出すためのおとりとして木に縛り付けられてしまう。一方、ヨクはチェギョンを救うために燕山君を利用しようと思いつく。チェギョンに死の危険が迫っていることを知った燕山君は彼女の元に駆けつけ、王宮に連れ帰って介抱する。そんな中、ヨクは王宮に忍び込み、指輪をチェギョンに返すが…。
ナクチョンがヨクであることに気づいたチェギョン。その瞬間、サホンが放った刺客が現れ、ヨクとチェギョンは洞窟へ身を隠す。チェギョンはヨクに冷たく突き放され、翌朝1人で洞窟を出るが、その後まもなく義禁府に捕らえられる。燕山君は盗賊ナクチョンの素性を一切知らないと言い張るチェギョンを見て、ヨクが生きていることを確信。サホンは盗賊を生け捕りにしろという王命を受け、チェギョンをおとりにしてヨクをおびき出そうとするが…。
チェギョンはヨクに突然キスをされたことに腹を立てるが、彼がヨクなのではないかという期待を捨てきれずにいた。ヨクが記憶を失った可能性もあると考えたチェギョンは、妓生たちの助けを借りて美しく着飾り、彼を思い出の場所へ連れて行く。ヨクは密かに幼き日を思い出すが、自分はナクチョンという名の別人だと告げ、辛辣な言葉を放ってチェギョンを傷つける。一方、燕山君はチェギョンから「ヨクに似た男に会った」と聞いて不安を抱き…。
5年後。ヨクは瀕死の自分を救ってくれたミョンヘの商団でソノと共に働いていた。久々に都に戻ったヨクは燕山君への復讐心を新たにする。一方、チェギョンはお忍びで街に出た燕山君と偶然再会。酒幕を借り、2人きりで燕山君の母ユン氏とヨクの法事を行う。たまたま同じ酒幕にいたヨクは、隣の部屋に燕山君とチェギョンがいることに気づいて衝撃を受ける。チェギョンはこっそり酒幕を去ろうとしたヨクを目にして思わず声をかけるが…。