Angler アングラー

Profile プロフィール
久保野孝太郎 (くぼのこうたろう)
幼少の頃から釣りに親しみ、淡水の釣りから投げ釣りなどを経て、27歳の頃に磯のグレ釣りに目覚める。2003年に開催された「第22回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権」で、優勝を果たして以降、同チヌ選手権でも準優勝するなど、マルチな釣り技術で全国的に人気の磯釣り師として活躍する。静岡県伊豆半島をホームグラウンドに全国を駆け巡る。状況に合わせた判断力、理論、感性で初めての磯でもグレを次々に引きずり出す姿は圧巻。がまかつテクニカルインストラクター。
Tackle タックル
がま磯マスターモデルⅡ口太







粘りを極限まで突き詰め、柔軟な調子で大型口太グレとのやり取りも楽にできる磯竿が「がま磯マスターモデル2口太」シリーズ。超細身のブランクで、がま磯シリーズの中でももっとも柔軟な調子となっている。ただ、穂先と2番は少し張りを持たせ、3番から元竿までは細身、柔軟な調子を採用することで、仕掛け操作においては先調子のような操作感、魚が掛かればしっかりと曲がり込んで大物の強烈な引きを受け止め、ラインブレイクを防ぐ。「M」と「MH」の2タイプがあり、それぞれ5mと5.3mの2つの長さがラインアップ。いずれも標準(5.5g)と替え尻栓(21.5g)のバランサーウエイトが付属する。
G‐HARD・V2・セレクトグレ

尾長グレ、口太グレと同じグレでも対象を違えて号数設定がされている専用鈎が「セレクトグレ」だ。具体的には4、5号が口太狙い、6号は尾長と口太が混じる状況、7、8号は尾長狙いの設計。マキエになじんでグレに違和感を与えにくいカモフラージュレッドのカラー設定も独特だ。久保野さんは5号を基本としてスタートし、状況に合わせて号数を変更する組み立て。
T1・ファイングレ

細軸で超軽量設計のため、鈎の重さによるサシエの沈下速度を抑え、低活性時やスレたグレにも対応させた鈎が「T1・ファイングレ」。軽量化とともに、形状をコンパクトにすることで、食い込み時の違和感を軽減させた。また、細軸で貫通性能をアップさせ、軽いアワセでも確実に鈎掛かりさせることができる。不意の良型グレに対しても、強度のある「T1」素材で余裕のやり取りが可能になった。カラーは茶色で、サイズは2~6号の5号数がラインアップ。
Target ターゲット

メジナ(グレ)
冬場を中心に今や全国的な人気ターゲットなった磯のグレ(メジナ)。国内の磯釣りで釣れるメジナの仲間は口太グレと呼ばれるメジナ、尾長グレと呼ばれるクロメジナ、数は極端に少ないオキナメジナが知られる。年間を通じて磯周りに生息するが、冬場に釣れる「寒グレ」は白身ながら脂が乗って美味。
Field フィールド
静岡・伊東市 汐吹崎
伊東市は伊豆半島東岸中央付近に位置し、静岡県の最東部に当たる市だ。中でも新居白砂から川奈へかけての海岸線は岩場が続き、今回の舞台となった汐吹崎 汐吹崎公園にある汐吹岩では絶壁の中に開いた洞に波が当たり、潮が吹きあがる光景が知られる。汐吹崎公園の駐車場からもほど近く行きやすいポイントでありながら、本格的な磯釣りができる地磯として知られる。人気の釣りとしてはフカセ釣りでのグレやルアーでのロックフィッシュ、季節によってはヒラスズキや青物の回遊なども見られる好釣り場となっている。
