Angler アングラー

Profile プロフィール
廣岡保貴 (ひろおかやすたか)
10歳の頃から始めたアユ友釣りで、日高川・龍神地区では、弟の昭典さんらと自転車で走り回り、アユ釣りを追う姿が当時のアユ釣り師にも「チャリンコ軍団」として親しまれていた。その後、4兄弟でアユ釣りに没頭すると、地元はもとより、全国的に兄弟トーナメンターとして知られるようになる。泳がせ釣り&上飛ばしでの釣りを追求し、全国大会でも上位入賞の常連として名を馳せる。がまかつテクニカルインストラクター。

Profile プロフィール
廣岡昭典 (ひろおかあきのり)
和歌山県日高川をホームグラウンドに幼少の頃からアユ釣りに没頭し、兄の保貴さん、弟で双子の洋典さん、健さんとともに4人の兄弟で友釣りに精進し、全国的にも兄弟トーナメンターとして知られる存在。第37回G杯争奪全日本アユ釣り選手権、翌38回の同大会で3位に入賞した後、2016年に開催された第40回大会でついに全国優勝を果たす。がまかつインストラクター。
Tackle タックル
がま鮎 SHORT SPECIAL (ショートスペシャル)








操作性が良く、その軽さ、短さを生かしての丹念な釣りを可能にしたアユ竿が「がま鮎ショートスペシャル」シリーズ。7.5、8、8.5m、マルチフレックスタイプの8.5(8.0)m、8(7.5)mがラインアップされていたが、さらにショートタイプとなるマルチフレックス7.0(6.5)mと7.5(7.0)mの2機種が追加された。小河川や上流部の川幅が狭い渓流相河川において取り回しが良く、マルチフレックスで必要に応じて50㎝の伸縮ができる。操作性を追求した先調子設定ながら、盛期の中型アユに対してもしっかりと曲がり込む粘りでバラシを減らし、余裕を持って取り込むことができる。
がまかつ G-HARD・V2・快






掛かりやすさ、ホールド性などトーナメントシーンでの使用を追求して設計された「G-HARD・V2快」。早掛けに適応したショートタイプで、深く刺さり込むストレートな鈎先が特徴で、やや内向きに設定された鈎先により掛かったアユをバラさないホールド性も向上させた。6~7.5号の4サイズがラインアップされている。
G-HARD・V2・Cue(キュー)スペシャル

アユのトーナメンターに好評の「G-HARD Cue(キュー)」から軸と鈎先を短くすることにより、今まで掛かりにくかった追い気の弱いアユにも対応させた抜群の早掛けモデルが「G-HARD・V2・Cueスペシャル」。また、フトコロを広くすることでアユの身切れによるバラシを軽減させた。さらに、高強度素材である「G-HARD・V2」を採用することで細軸、軽量設計ながら突然ヒットしてくる良型アユにも対応させた。カラーは接着剤との相性が良い「茶色」にすることでイカリ鈎の際にもズレにくい。サイズは6、6.5、7、7.5号の4号数がラインアップ。
Target ターゲット

アユ
日本を代表する淡水魚が今回のターゲットのアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へと遡上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川へと遡上してからは石に付く藻類を主食とするようになる。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣り。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食するため、川によって食味も随分とかわり、アユの味を競うイベントも各地で行われている。
Field フィールド
和歌山・日高川龍神地区、福井・耳川
和歌山・日高川の釣り場は椿山ダムを境に下流と上流に分かれ、河川の様相もずいぶんと変わる。下流部は川幅の広い押しの強いポイントが多く、海からの遡上アユも多い。ダム上流部、特に今回竿を出した龍神地区は水の清らかさもさることながら、川幅が狭いエリアが多く、渓谷のような小河川の支流もあり、放流アユがメインの釣り場となる。釣れるアユも非常に美味と定評がある。 福井県美浜町を流れる耳川は、敦賀市、美浜町、滋賀・マキノ町の境に位置する三国山の北斜面に源を発し、粟柄谷川、能登又谷川などと合流して若狭湾へと注ぐ流程約17kmの河川。短い流程で高低差があるため、流れの強い渓流相となる釣り場が多いのも特徴。上流部はイワナやヤマメの釣り場として、中、下流ではアユやサツキマスの釣り場として知られる。特にアユは放流もさることながら、天然遡上アユが多いことでも知られる。
