Angler アングラー
Profile プロフィール
田嶋剛 (たじまつよし)
小学生の頃からアユ釣りに親しみ、18歳で本格的なアユ釣りにのめり込む。荒らしい河川での大アユ攻略を追求し、全国の河川を釣り歩く。また、理論的な解説や実釣を通して、誰にでも簡単に楽しめるアユ釣りを広める。大物狙いだけではなく、2022年に行われた第45回Ｇ杯争奪全日本アユ釣り選手権でも準優勝するなど、アユ競技会の上位入賞も多数。ホームグラウンドは群馬県利根川、新潟県魚野川などだが、場所を選ばずどんな状況でも釣りこなす技術はピカイチ。がまかつテクニカルインストラクター。
Tackle タックル
がま鮎・パワーＲ 引抜急瀬９m
コストパフォーマンスに優れた大アユ用ロッドとして誕生したのが「がま鮎パワーＲ」。肉厚な部分をバランスよく配置することでパワーと強度を両立させた。ふいに掛かってくる大アユに対して主導権を取られても強度に不安を感じることなく真っ向から勝負できる竿に仕上がっている。基本的にはパワーロッドながら、魚が掛かればその負荷に応じてしっかりと曲がり込んで引きを受け止めることができる、「誰もが大アユを狙えるパワーロッド」がコンセプト。ラインアップは「引抜早瀬」が９mのワンサイズ、「引抜急瀬」は８m、8.5m、９m、9.3mの４機種、もっともパワーのある「引抜荒瀬」は９mの全６種類。
アーマード（R）F＋プロ 大鮎パーフェクト仕掛
ナイロンやフロロラインのような扱いやすさを実現した高強度・高感度なＰＥライン「アーマード（R）F＋pro」を水中糸に採用した大アユ用の完全仕掛けが「アーマード（R）Ｆ＋pro大鮎パーフェクト仕掛」。比重がナイロンやフロロに近いためオトリがよく尻尾を振り野アユを挑発する。また直線強度が高いため複合ラインよりもさらにワンランク細い号数が使えるのも特長。天井糸から水中糸、ハナカンハリス、ハナカン、逆鈎までがセットになったパーフェクト仕掛は水中糸0.2号と0.4号の２タイプ。天井糸が付属しない「大鮎・張替仕掛」も0.2号と0.4号がラインアップ。
T1大鮎要
フトコロが深く身切れを起こしにくい設計の「T-1要」を、大アユにも対応させるために太軸、大鈎仕様としたのが「T-1大鮎要」。皮が厚く掛かりにくい尺アユに対してもナノスムースコートでしっかりと刺さり込む。引き釣りから泳がせ釣りまで釣法に関係なく幅広く使えるのが特徴。号数は8.5号、９号、10号の３サイズ。
２段ヤナギ仕掛 T1無双
大アユの引きに対して身切れを防ぐように深く刺さり込み耐久性の高い鈎先を採用することで長時間、鋭さが持続するチラシ、ヤナギ仕掛け用のアユ掛け鈎が「Ｔ１大鮎無双チラシ」。この鈎を使用して２段式のヤナギ仕掛けとして完成させたのが「２段ヤナギ仕掛・Ｔ１大鮎無双」。大アユがヒットした際にバラシを防ぐよう、アユに絡みつくナイロンハリスを採用した。号数は「上鈎8.5号、下鈎８号」、「上鈎９号、下鈎8.5号」、「上鈎10号、下鈎９号」のサイズがラインアップされている。
Target ターゲット
アユ
日本を代表する淡水魚が今回のターゲットのアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へと遡上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川へと遡上してからは石に付く藻類を主食とするようになる。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣り。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食するため、川によって食味も随分とかわり、アユの味を競うイベントも各地で行われている。
Field フィールド
岐阜・長良川
長良川は岐阜県郡上市から愛知、三重県を経て揖斐川と合流、伊勢湾に注ぐ全長160km以上に及ぶ一級河川。高知県四万十川、静岡県柿田川と並んで「日本三大清流」の一つに挙げられる。流程が長く、郡上漁協、長良川中央漁協、長良川漁協と３つの漁協が管轄するエリアに分かれる。今回の舞台となったのは長良川中央漁協が管轄する、岐阜県美濃市周辺。長良川の各エリアの中でも良型、大型アユの魚影が濃いことで知られる。当日の舞台となった漁協区中央北寄りの「てらぜ」は板取川との合流地点のすぐ上流に当たる。
