Angler アングラー
Profile プロフィール
矢野勝彦 (やのかつひこ)
幼い頃から投げ釣りに没頭し、15歳で投げ釣りの広域団体に所属する投げ釣りの精鋭集団・徳島鱗友サーフに入会。以降、キス釣りに関して様々な競技会で上位入賞の常連者となる、押しも押されもしない実力派キャスター。第27回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権で優勝。がまかつインストラクター。
Tackle タックル
がまかつ・がま投アルティメイトスペック
最先端のカーボン素材を使用して超細身肉厚設計を採用した並み継ぎタイプの投げ竿が「がま投アルティメイトスペック」シリーズ。シロギス狙いの引き釣りをメインコンセプトとして、投げやすさや感度など実釣にこだわった投げ竿。適合オモリ号数に応じてガイドの種類や間隔などを調整した。細身でありながら肉厚で張りと強さ、粘りが高度にバランスよく仕上がることで、定番となっている4.05mよりも5cm長い4.1mの全長が実現することで飛距離アップに貢献。また穂先を短く設定した先短設計によりキャスティング時に胴部分へオモリの負荷を乗せやすいようになっている。従来の27号、30号、33号の3アイテムに加え、今回ロケで使用した35号が来春、追加される。
砂ずり仕掛 V
投げ釣りでオモリ(テンビン)と仕掛けの間に入れるラインが「砂ずり仕掛V」。視認性の良いピンク色を採用し、テンビンの足にかぶせる透明パイプにより仕掛けの「垂れ」を防ぐ便利なアイテム。仕掛けを交換しやすいように接続部分は大穴タイプの自動ハリス止めを採用した。全長80㎝のショートタイプ、120㎝のロングタイプ、100㎝のスタンダードタイプがある。
手返しキス50本仕掛け
チモト部に軸打ち加工を施すことで鈎がつかみやすく、鈎外しやエサ付けを素早くできる競技用のキス鈎「手返しキス」を使用した50本の連結仕掛けが「手返しキス50本仕掛」。エダスの長さ3cm、鈎間隔30㎝で50本の鈎が1つになっており、好きな位置でカットすることで鈎数を調整できる。タイプはカラ鈎とラメを交互に配置し、ケイムラパールカラーの「カラ鈎&ラメ」と、鈎のチモトに極小ビーズ(金)を使用し、掛かりが良いナノスムースコート加工を施した「極小金ビーズ」がある。どちらも鈎の号数は5、6、7号の3サイズ。
Target ターゲット
シロギス
日本各地の広い範囲に生息し、天ぷらやフライなど食卓でもおなじみの魚がシロギス。産卵期は初夏を中心に秋口まで続く。初夏の産卵期に向けて浅場へとやってくるとキス釣りのシーズンに入る。冬場は越冬のため深場へと集団で移動する。釣りシーズンは初夏の「乗っ込み」、秋は深場へと落ちる前の「落ちギス」、冬には越冬場を釣る「越冬ギス」が有名。
Field フィールド
香川県東部エリア
徳島県鳴門市から香川県に入り高松市に至る海岸線は大小のサーフあり、港湾部や流入河川もあるなど釣りをするうえでバリエーション豊富なエリアが形成されている。沿岸部から比較的近い場所で水深がある場所も多く、古くから投げ釣りでは秋~春のカレイやアイナメ、夏場のキスに定評がある。キス釣りに関しては、初夏の釣れだしも早く、晩秋の落ちギスに至るまでシーズンが長いのが特徴だ。今回は1カ所目が数狙いで三本松港の東側にある小さなサーフ、2カ所目は良型狙いで少し西に位置する津田川河口部のサーフが舞台となった。キス釣りでも一つのエリアで少し場所を変えるだけで数狙い、型狙いを分けてできるのがこのエリアの最大の特徴にして魅力となっている。