フィッシングDAYS あすの釣りをひらく

Angler アングラー

村田裕樹 (むらたゆうき)

Profile プロフィール

村田裕樹 (むらたゆうき)

幼少期から父親に連れられて投げ釣りなどに親しみ、社会人になってから後輩に誘われショアからのジギングでヤズ(ハマチ)を釣り上げた後に大型魚をバラして、ショアキャスティングに夢中になる。ロックショアのキャリアは17年以上。スタートから12、13年はジギングのみで回遊魚を狙っていたが、現在はプラッギングも得意とする。男女群島、五島列島をホームグラウンドに九州東岸の離島への釣行も頻繁に行い、時には八丈島などへの遠征も行う行動派アングラー。LUXXEスタッフ。

Tackle タックル

LUXXE・ジェットブル

LUXXE・ジェットブル

ショアキャスティングでの大型回遊魚を狙うためにこだわり、遠投性能や軽量化、パワー、操作性などをとことん追求したヘビータイプのルアーロッドが「LUXXE・ジェットブル」シリーズ。キャスティング時や、やり取りの際のねじれやブレを抑えることでルアーの遠投はもちろん、ロッドのタメで魚を浮かせることができる復元力&パワーを備える。ラインアップとしては近海ショアジギングを想定した「93XH」、ヘビーウエイトのルアーを操作しやすく急潮エリアや深場なども想定した「98XXH」、ダイビングペンシルからポッパーなどを想定したプラッギングモデルの「110XH」の3機種がある。今回はプラッギングで「110XH」を使用した。

がま磯 我武者アルティメイト南方強者

がま磯 我武者アルティメイト南方強者

今回、クエ釣りに使ったのは南方強者S-6号-48。大物に完全対応するべく、太いラインのシステムがガイドに通らないストレスを排除するため、遠投モデルに使用するKWガイドを採用。ショックリーダーやスペーサーを組んでも結び目がガイドに引っ掛かりにくい仕様です。夢の大型青物用ロッドで、記録級のヒラマサやカンパチ狙いに最適です。

LUXXE・バーティカルリミット

LUXXE・バーティカルリミット

ジギングなどのフックに求められる、初期掛かりの良さとホールド性能を追求した「ジギングフック・バーティカルリミット」。ブリ・ヒラマサ・カンパチなどの青物から大型ハタ類まで、様々な大型ターゲットに対応させた5サイズ(3/0~7/0)がラインアップ。身切れを防止するために、フトコロの最深部に丸軸部分を残し、強度を維持するために部分的な平打ち加工としている。また、環付きではなくタタキ仕様にすることで軽量化にも成功している。今回は大型回遊魚狙いで「7/0」をメインに使用した。

がまかつ 管付クエ(モロコ)

がまかつ 管付クエ(モロコ)

磯・船からの大物釣りで愛用者の多い「クエ(モロコ)」の管付バージョン。やや大きめの管付仕様により様々な結びに対応。外向きの鈎先は、数少ない大物とのチャンスを逃さない。今回は40号を使用。

Target ターゲット

カンパチ・クエ (アラ)・キハダマグロ

カンパチ・クエ (アラ)・キハダマグロ

カンパチは、世界の温帯から熱帯域を回遊する大型回遊魚で、老成魚としては2m近くにもなるアジ科の中でも最大級の種類。ブリ、ヒラマサと並んで青物では超人気のターゲット。目の通るように斜めに黒っぽい線が通り、頭部を上から見ると漢字の「八」の字に見えることからカンパチと名付けられた説もある。元々は南方系の種類だが近年は東北などでも水揚げされるなど、北上が進んでいる。シオ(若魚)からカンパチへと呼び名が変わる出世魚の1種。 クエは九州での代表的な呼び名を「アラ」と言う。高級魚が多いハタ科の中でも超高級魚として扱われる。本州以南の水深100mより浅いエリアを主として生息するが、釣りでは水深10mほどの場所でも釣れる。天然物と養殖物が流通しているが、どちらも高級食材として珍重される。主な水揚げエリアとしては長崎県、三重県、和歌山県などだが、漁獲は非常に少ない。ただ、近年は生息域が北上し、関東でも水揚げ例が増えてきている。 和名は「キハダ」。マグロの仲間であることを分かりやすくするために「キハダマグロ」と呼ばれることが多い。世界の熱帯、亜熱帯に広く分布するため、世界中でゲームフィッシングのターゲットとなっている。第 2 背びれと尻びれが黄色いことでほかのマグロと区別することができる。外洋の表層域を群れで回遊しエサを追うので、ジギングより、キャスティングでのターゲットとしての知名度が高い。

Field フィールド

長崎・肥前鳥島&男女群島

男女群島は長崎県福江市に属する無人の島々だが、五島列島の福江島からはさらに南南西に約70km離れる絶海の孤島。大きな島としては北から男島、黒木島、中ノ島、ハナグリ島、女島と連なる。その島々の周囲に小さな独立礁が点在し、広大な釣り場を形成している。古くは尾長グレやイシダイの宝庫として磯釣り師がツアーを組んで釣行していたが、近年はヒラマサやカンパチ、キハダなどの大型回遊魚にチャレンジするルアーアングラーにも人気のフィールドとなっている。肥前鳥島は福江島から南西に60kmほど離れ、北小島、中小島、南小島の3つの島からなる。男女群島同様、グレやイシダイ、大型回遊魚の漁場として知られている。釣行としては、男女群島へと渡す渡船が、定期的に肥前鳥島に向けて出船している。

Tver YouTube Twitter Instagram