過去の放送内容

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2011年6月20日(月)

トーコー開発関西(ショベルカー)

水陸両用ショベルカーを製造しています。
水中の土砂を掘り起こすことができるので、お堀、湖、運河などの環境整備のために使われます。
現在、東日本大震災での被災地でも活躍しています。
足場が不安定となる水上でも、どっしりと安定させながら機械本体を浮かせる・・・
開発にあたり、浮かせると同時に安定させることが難しかったといいます。
国内では3社しか製造していないため、海外からの受注もあるそうです。
今後は橋の下もくぐれるように、水に潜ることができる潜水艦方式のショベルカーを開発していくとのこと。
これで橋の多い場所でも効率よく作業が可能になります。
「なにわ八百八橋」の環境整備事業でも期待されています。
大阪の街を歩いていて、潜水艦ショベルカーにふと出会う日も近いかもしれません。

2011年6月13日(月)

山本精工

初対面の社長と、ラフなポーズで2ショット。
取材先で社長との写真撮影は非常に稀なことです。
社長のアイディアで撮ったこの写真の雰囲気が、そのまま社風に表れていました。
ピンクの外観の建物に入ると、かわいらしいポップな色使いの機械。ここは、鉄工所です。
社員は職人と呼ばずに、「プログラマー」。
製品は1個からオーダーを受けるのだとか。
コンピュータ上で図面と3Dにして加工シミュレーションまで行い、夜間に無人で機械が製品化します。
人と機械の住み分けを確立させた鉄工所。
この会社では社員には同じ仕事は与えられません。
理由は同じことの繰り返しのモノづくりでは、成長しないと考えています。
常に新しいクリエイティブな発想をすることが、夢を持って仕事に臨むことに繋がります。
年間数人しかない社員採用枠に、1500人の学生が興味を持つ現状に納得です。

2011年6月6日(月)

神戸製鋼

中国の製鉄メーカーの急速な台頭や日本の製鉄メーカーの大型合併など鉄鋼業界に大規模変動が起きています。
神戸製鋼では、世界に例を見ない性質の新しい鉄づくりを追求し、オンリーワン製品で生き残りにかけています。
今回訪れた兵庫県の加古川製鉄所は、甲子園148個分の巨大工場です。
しかし、世界の大手メーカーと比べると半分の規模なのだとか。
これほど迫力のある工場は初めてで、まるで映画を見ているようでした。
汗が吹き出し、目と喉が熱くなるという現場でのリポートは正直過酷なものでした。
材料置き場から完成するまでの全てのラインを目の当たりにしたことで、この工場があらゆる産業を支える存在であることを認識しました。
すっかり工場マニアになっている自分も認識しました。

2011年5月30日(月)

MonotaRO

接着剤、ビス、ヘルメット、掲示板など工場や作業現場で使う工具や資材を扱います。
120万ものアイテムを収めた巨大倉庫は、コンピュータ管理で全国翌日配送を可能にしています。
東日本大震災の3日後には復興復旧商品を国内外から集め、被災地のニーズに応えました。
これには阪神淡路大震災の教訓が生かされました。
そして、いま取り組んでいるのが、被災地での雇用。
宮城県仙台市に新たに物流センターを建設して、現地の人を採用しています。
被災者の方に仕事を提供することが、長期的な支援につながります。
一日も早い現地復興を願う企業の想いがひしひしと伝わる取材でした。

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