社員旅行先で、社員にプールに落とされて具合の悪くなったスホ。ボニはスホを案じて家まで送り、看病する。スホが眠っていると思ったボニは、スホの耳元で思わず本音をつぶやいてしまう。ボニの本心を知ったスホは、帰ろうとするボニの手を取り、そばにいるよう引き留める。スホの看病で一夜を明かしたボニは、翌朝のゴヌクのテレビ出演に遅刻してしまう。ゴヌクは約束の時間になっても放送局に来ないボニを心配し何度も電話をするが・・・。
スホがお札になってくれたことで、事故以来、初めてボラに面会ができたボニはスホの優しさに感動し、帰り道に公園で自分の昔話をする。スホに対して心がときめくのを感じたボニだが、欲を出すのは禁物と自らを戒める。翌日、病院でばったり会ったボニとゴヌクが家に戻ると、“ゲーリー・チョイが父親捜しのために帰国した”というネタを追う記者に2人の写真を撮られてしまう。情報が漏洩したことでゴヌクは、テレビ出演を決断する。
ボラが療養病院に向けて搬出されるのを見届けたボニは、ひとり漢江に向かう。ボニが死を決意していると直感したスホは、必死でボニを探し回るが見つからない。そんなスホを目の当たりにしたゴヌクは、ボニが無事だと信じつつも不安な一夜を過ごす。翌朝、アパートの前で出くわしたスホとゴヌクは、帰ってきたボニの姿を見て胸をなでおろす。そんな中、病院から留守電が入っていることに気づいたボニは、急いで折り返しの電話をするが…。
満月の夜に寅年の男と過ごすはずだったボニだが、目的を達成できずに日付が変わってしまう。妹の命を助けられなくなったことに絶望したボニは、真夜中の病院でボラの無事を確認し、看護師に変化があったら連絡をくれるよう頼み雨の降る夜の街をさまよう。そんなボニが心配でならないスホは、びしょ濡れになって歩くボニを見守り、後ろからそっと傘を差し出す。一方、電話にも出ず、家にも戻らないボニを心配したゴヌクはバス停で待つ。
ボニはスホから夜の公園に呼び出され「俺を利用したのか」と怒鳴られる。見かねて2人の間に割って入ったゴヌクは「寝てもいないのになぜ怒るんだ?」とスホに詰問する。ボニは真実を話してスホに詫びようとするが、スホは車で走り去ってしまう。ボニのことが気になってしかたがないスホはボニを尾行すると、ゲームモデルを引き受けるようゴヌクを説得している姿を目にする。そしてボニは、ゴヌクに“イフ”に託した妹への思いを語る。