すべての記憶がよみがえり本当の再会を果たすシンとウンタク。ロウソクを吹き消してシンを呼び出しながら、ウンタクはこの上ない幸せを感じる。死神とも再会するが、29歳になったというウンタクに死神は一抹の不安を感じる。ウンタクはケベックでの出来事を早くサニーに報告をしようと探すが、店にも家にもいない。やっと見つけて駆け寄るウンタクにサニーは引っ越しの準備をしていると言う。
ストーカーのようなシンを怪しむウンタクに対し、シンは不審者でないことを証明するためウンタクのラジオ番組への広告出稿を契約。そんなある日、ウンタクは自分宛のエアメールを受け取る。9年前にカナダから自分が出したものだったが、ウンタクは何も覚えていない。手紙に書かれた「おじさん」が自分の手帳に書かれた「キム・シン」かもしれないと考えたウンタクは、早速カナダへ向かう。
シンが無に帰した瞬間、この世の人々の記憶からシンが消える。そして9年後。ウンタクは夢を叶え放送局でラジオPDとして働いていた。雨が降るとどうしようもない悲しみに襲われるが、原因は分からない。例年より早い初雪が降ったある日、ウンタクは深い悲しみから救ってほしいと願いながらケーキのロウソクを吹き消す。その瞬間、目の前に見知らぬ男が現れ、いきなりウンタクを抱きしめる。
すべての記憶を取り戻し、自分の罪の重さに苦悩する死神。シンは自分自身さえ守れなかったと死神を責める。そんな中、ウンタクの名簿が届き、恐らくパクと関係があると推測するシンと死神。その瞬間、シンは胸に刺さった剣がパクを斬るためのものだったことに気づく。一方、ウンタクを介して指輪を受け取ったサニーは、自分がすべてを記憶していることを死神に打ち明け、指輪を返して別れを告げる。
シンからサニーが前世を思い出したと聞いたウンタクは奇妙な符合を感じ、シンにパク・チュンホンという幽霊と出くわしたことを打ち明ける。シンはすぐさまパクを成敗しようとするが、そんなシンにパクは死神こそがワン・ヨだと告げる。シンは死神に積年の恨みをぶつけてウンタクと家を出ていき、記憶を失った死神は自分がどんな罪を犯したのか、何を忘れたのかと自分自身を責める。