追い詰められた金光瑶。藍曦臣から秦愫を娶り金光善を殺した理由を問われ、他に道はなかったと告げる。そして蘇渉を使って温寧が金子軒を殺すように仕向けたことも告白、魏無羨と金凌が動揺した隙に、金凌を人質に取るのだった。ところが金光瑶が金凌を連れて逃げようとしたその時、廟の入り口から赤鋒尊の得物“覇下”を持つ黒い気に包まれた人物が現れる。それは刀霊に取りつかれた温寧だった。温寧は魏無羨の制止も聞かず覇下を振り上げ…。
江澄に金丹のことを問いただされた魏無羨は、過去には執着していないから忘れるよう江澄に伝え、魏無羨の思いに江澄もわだかまりを解いていく。一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶だったが、地中から毒が噴き出し手を負傷、箱を開けると入っていたのは首をつながれた赤鋒尊の骸だった。驚愕する金光瑶を必死で手当てする蘇渉。その裂けた衣からのぞいた千瘡百孔の痕を見た魏無羨たちは、当時 金子勲を呪った者が誰だったかを知る。
雲萍にある金光瑶の私有地を訪れた魏無羨と藍忘機。そこは街なかに建つ観音廟だった。2人は温寧を外に残し廟をのぞくと、中には金氏の子弟や霊力を奪われた藍曦臣の姿が。廟に侵入しようとした金凌を守ろうとした魏無羨、だが金光瑶に琴弦で首を絞められたため藍忘機も反撃を断念する。聶懐桑は蘇渉に捕らえられ、江澄も金光瑶の弁舌に動揺した隙に霊力を奪われてしまう。そんな中 金光瑶は配下に急いである物を掘り起こさせるが…。
金光瑶の恐ろしい事実を告げた妓女 思思と秦愫の元侍女 碧草。2人は何者かに金光瑶の悪事を暴くように仕向けられていた。声高に打倒金光瑶を叫ぶ各世家の仙師たちをあとに、魏無羨は藍忘機を連れて江氏の祠堂を訪れ、亡き江一族の位牌にお参りする。ところが藍忘機や温氏を守ったことで江氏を犠牲にしたと江澄が魏無羨を罵倒、霊力を消耗していた魏無羨はその場に倒れてしまう。すると温寧が現れ、江澄に魏無羨の剣“随便”を抜けと迫り…。
戦曲のからくりを見抜かれた蘇渉。魏無羨から「乱魄抄」を見せられ、その場を逃げ出す。傀儡が襲ってくる中、魏無羨と藍忘機がおとりとなって全員を乱葬崗から脱出させ、一行は乱葬崗から近い蓮花塢へ身を寄せることに。その道中、温寧から身の上を尋ねられた思追は、温寧に既視感を覚え、温寧から草の玩具を渡されるのだった。その後、一行が蓮花塢に到着すると、それを待ち受けたかのように2人の女が訪ねてくる。女たちの口からは驚愕の証言が…。