川に入っていったヨンに、思わず手を上げてしまうオ・ス。そんなスを、ヨンは初めて「お兄さん」と呼ぶ。スはヨンを海に行こうと誘い、2人は外泊することに。夜通し飲みながら互いのこれまでの話をし心近づけていく2人。スを兄として信じ切っているヨンに、スの心は揺れる。だが、翌日スはジンソンからの電話で、ヒソンの姉で亡き恋人ヒジュの命日を忘れていたことに気づき茫然となる。ワン秘書にヨンを託し、ヒジュの墓に向かうが…。
オ・スは、温室の奥に隠された秘密の部屋で、幼い頃のヨンが録画したビデオメッセージを偶然見ることに。映像の中のヨンの話から、彼女の目が見えなくなった原因はワン秘書にあることを知るス。一方、スのDNA鑑定は、ジンソンらがすんでのところで本物のオ・スのカミソリと取り替えて事なきを得る。そんな中ヨンは、スの妹分のヒソンの提案で温室に花を植える。そこに母との思い出の花があることを知ったヨンは、スに心を開き始める。
電車が向かってくる線路に足を踏み出すヨンを思わず抱き留めるオ・ス。その瞬間、死にたがるヨンになぜか自分を重ねてしまう。来るのが遅すぎてすまなかったと詫びるスの言葉に、ヨンは涙をこぼす。だが、相変わらずスを疑うヨンは、別れた時に約束したものを持ってくれば、兄だと信じると話す。一方、ヨンの婚約者であるミョンホは内緒でオ・スのカミソリを持ち出し、DNA鑑定を行おうとしていた。ある日ヨンは遺言状を書くと言い出すが…。
出所したオ・スの元にPLグループのチャン弁護士が会長の子息を捜して訪ねてくる。死んだオ・スと勘違いされ、とっさに彼のフリをしてしまうス。借金取りに追われるスは金を騙し取るため、PLグループの御曹司になりすますことに。弟分のジンソンらと組み、会長宅を訪ねるが、妹のヨンは金目当てだろうと突き放す。目が見えず、心を閉ざしたヨンを目の当たりにしたスは、妹が心配だという口実を見つけ、しばらく滞在することにする。
PLグループの会長が意識不明の重体となり、後継者問題が浮上する。そんな中、会長の一人娘で視覚障害を持つオ・ヨンは14年前に家を出た兄オ・スからの手紙を受け取る。手紙に書かれた住所を頼りに兄に会いに行くが、そこにいたのは、兄の友人で同姓同名の詐欺師オ・スだった。オ・スはヨンに頼まれ、手紙を読んでやるが、その矢先、金を横領した疑いで追われ、逃げるスを追ったヨンの実兄は車に轢かれて死んでしまう。