トンマンは「サダハムの梅」はチャン大人によって持ち込まれたと確信。彼の部屋に忍び込み荷物を調べていると、自分の愛読書とソファの身分票が出てきた。その荷物はチルスクがチャン大人にミシルに届けてくれと頼んだものだった。同じ頃、「サダハムの梅」の正体を探ろうと、ポジョン、ハジョンら誰もが躍起になっていた。
知り合いの尼がチョンミョンだと知ったトンマン。身分は違っても友であり、ミシルと戦う仲間だと陛下に告げるチョンミョン。陛下はそんなチョンミョンに「ミシルの力の源を探れ」と大事な任務を託す。トンマンは庵でミシルを見かける。そこで、ある商人が「サダハムの梅」を運んでくることを知り、それがミシルの力の源だと確信する。
トンマンら龍華香徒が無事生還を果たす。ソヒョン部隊が凱旋すると、ソヒョンは身分を取り戻し、ユシンたちは正式に花郎として認められる。ソヒョンを自分の側につけようと企てるミシルを見て、ソルォンの息子ポジョンは、ソヒョンに刺客を差し向ける。幸いソヒョンは無事だったが、トンマンが濡れ衣を着せられてしまう。
本陣を新羅に退却させるため、敵を欺くおとりの部隊が必要だった。アルチョンとユシンがそれに名乗り出る。任務遂行のため、足手まといとなる負傷兵を殺すアルチョン。そんな彼にトンマンは刃向かってしまう。一方、宮廷では、阿莫城に援軍を送るか否かで、チョンミョンとミシルが火花を散らしていた。
阿莫城におびき寄せた百済軍を、ユシンの父親ソヒョンに攻撃させる。その間、もぬけの殻となった速含城を奪還する――ソルォンの作戦はまんまと成功するが、阿莫城は百済軍に包囲され、トンマンたちは絶体絶命のピンチ。しかし、ソルォンは最初から援軍を送るつもりはなく、邪魔者のソヒョンを排除しようと目論んでいた。