王宮の宴会で、王の前にケジャンと柿が出される。それは英祖が前王の毒殺に使ったと噂される品だった。英祖は激怒し、誰の仕業だと詰め寄る。サンは宴会の主催者である自分の責任だと答える。英祖はサンに東宮殿から一歩も外に出るなと命じる。一方、広寒宮から救出されパク尚宮は、サンの王位に関する重大な文書の存在を語る。
サンは英祖に疑われ、東宮殿から王に近い宮殿へ移らされる。サンと会えない日が続き元気のないドギムは…。ドギムは先輩のウォレと見習い時代の師だったソ尚宮の会話を耳にし、行宮を攻撃したのは広寒宮だと気づく。ソ尚宮の身を案じたドギムは、広寒宮の連判状を探し出してソ尚宮の名前を消そうと、堤調尚宮の寝所へ忍び込む。
ドギムは、川に大量の火薬袋が流れているのに気づく。これではサンを守る兵士は鉄砲を使えない。謀反だと直感したドギムは、信号凧を上げサンに知らせると、行宮に向かって駆け出す。サンはドンノに虎符を渡し援軍を呼びに行かせ、自らは少数の兵を率いて待ち受ける。宮女の秘密組織「広寒宮」の宮女がサンの部屋に現れ…。
暎嬪の追悼の夜、出会った男の子の名前はサン。「私の名前はサンだ」そういう王世孫サンの言葉を聞き、ドギムとサンは抱き合う。英祖の認知症はますます進行する。英祖は王妃の助けを借りてサンに陵行を命じ、万一に備え兵士を動員できる虎符を渡す。一方、宮女にすると偽り幼女を誘拐する事件が続発していることを知ったサンは…。
ドギムの部屋から、亡くなった暎嬪の手になる書が見つかる。盗みの疑いをかけられるドギム。それは幼いドギムが英祖から賜ったものだったが証拠がない。ドギムは王妃の許しで王に面会するが、老いた英祖は記憶にないと言う。しかし、その夜のことを語るドギムの語りの上手さにつられ、英祖はその夜の出来事を思い出した。