ルイは、フランスに戻る決意をしたとチェ会長に話す。ある日、ボクシルに小包が届く、そこにはルイのメモ帳が。楽しかったルイとの日々を思い出し、ボクシルは涙する。ルイはフランスにたつ前に、思い出の地、釜山を訪れる。すると、町なかでボクナムそっくりの少年を見つける。慌てて追いかけるルイだが、不審に思ったボクナムは逃げてしまう。そんな中、ボクシルとジュンウォンも仕事で釜山にやってくる。
1か月後、ゴールドライン社の商品企画室本部長として就任したルイは、インソンを運転手に雇う。そしてインソンの母グムジャを屋根部屋のアパートの家主にして、ボクシルを見守るように頼む。ペク社長は、ルイの記憶が完全に戻るのを恐れていた。ゴールドライン社を退職したジュンウォンは、食品を取り扱う通販会社「新鮮ライン」をボクシルと設立する。ルイはボクシルを支えてほしいとジュンウォンに頼んだものの、2人で会社を立ち上げたことが気にくわない。
ボクシルの家を訪れたチェ会長は、今後は会わないほうがお互いのためとボクシルを優しく諭す。失意のボクシルは「旅行に行く」というメッセージと辞職願いを置いて、水道も電気もない山奥の故郷の家に帰る。すると今度は、ルイの方が置いていかれたと落ち込む。そんな中、ボクシルのもとに突然ジュンウォンが訪ねてくる。つらくても食事だけはしろとボクシルを励まし、農作業を手伝おうとするジュンウォンだが、都会育ちの彼はさっぱり役に立たない。
チェ会長の家に迎え入れられたルイ。「ルイ25世」という名前で、ショッピングサイトのコメント欄にボクシルへの思いを綴る。ボクシルが家に帰ると、家の前には真っ赤な絨毯が! そして、そこにはルイが待っていた。ルイのこれまでの様子を知ろうと、キム執事とホ執事はグムジャとインソンの家を訪れる。すると2人は、ボクシルのこれまでの働きっぷりをキム執事とホ執事に話す。そんな中、マリはジュンウォンの家を訪ねる。
ルイの身元を捜査していたナム刑事が、ペク社長の妻ジェスクにルイが生きていることを伝えると、ジェスクは急いでペク社長にそのこと伝える。一方、「ちょっとそこまで」と家を出たルイが、いくら待っても帰ってこない。心配になったボクシルが警察署に行くと、ナム刑事からルイが黄金財閥の御曹司であることを聞かされる。そんな中、ペク社長はついに記憶喪失のルイを見つけたとチェ会長に報告する。しかし、キム執事はそんな様子をいぶかしむ。