ウィソンを拉致したイスは、国民の前で真実を公表しなければ息子の命はないとチョ会長を脅迫する。ヘウがイスの車を追跡している間、ピョン刑事は携帯電話からウィソンの居場所を突き止める。だが、そこにはすでにウィソンの姿はなく、ロバート・ユンという人物の名刺だけが残されていた。帰宅したウィソンは、父への不信感からすっかり情緒不安定になる。一方、イスはチョ会長の報復を警戒し、イヒョンに追跡機入りの靴を贈るが…。
駐車場で見知らぬ男に襲われ、腹部を刺されたイス。偶然イスの帰りを待っていたヘウは、応急手当をするが…。その頃、オ地検長は息子のジュニョンや死んだオ刑事の言葉を思い出し、自身の過ちを悔いていた。だが、チョ会長の正体を明かそうと決心した直後、彼はトラックにひかれてしまう。その翌日、チョン・ヨンボを探す新聞広告が掲載され、チョ会長は怒りに身を震わせる。一方、ヘウはオ地検長が自分に託した写真を受け取り…。
ジュンがイスであると確信したヘウは彼に会いに行き、昔のようなイスを取り戻すために真実を見つけ出すと宣言する…。謝罪のパフォーマンスが成功し、上機嫌で酒を飲むウィソン。過去にひき逃げで弟を失ったジュニョンはそんな義父の態度に不快感を抱く。ヘウは独立運動家だった曾祖父についてチョ会長に訊ねるが、家族写真は残っていないと聞かされる。一方、イスはイヒョンが落ち込んでいることを知り、さりげなく昼食に誘うが…。
ヘウがUSBの中の動画を再生すると、ひき逃げ事故に関するウィソンとマンチョルの会話が響き渡り、記念式典の会場は騒然となる。オ刑事の殺害現場ではマンチョル事件との共通点が見つかるが、ピョン刑事とヘウは同一犯の犯行ではないと分析する。一方、イスは図書館の監視カメラの映像を確認し、オ刑事を尾行していた人物を発見する。そんな中、チョ会長は記者会見を開いて息子ウィソンの罪を認め、世間の同情を引くことに成功する。
ジュンを呼び出したヘウは、12年前にイスが交通事故で姿を消したことを話す。「イスは私に、自分を止めてほしいと願っているはず」というヘウの言葉を聞き、密かに動揺するジュン。一方、マンチョルの家で1枚の古い写真を発見したオ刑事は、チョ会長と独立運動家チョ・インソクについて調査を進め、「私たちの歴史を正す研究会」の事務所を訪ねるが…。そんな中、いよいよカヤホテルグループ創立44周年記念式典の日がやってくる。