ドユンは、ヨンスクを裏切れば会長の地位を保証するとミニに持ちかける。彼のこの提案に、自分と母親の仲を引き裂くつもりだろうと警戒するミニ。しかし、ペク総長からもヨンスクの言うことを聞いて会長職から退けと言われ、自分を服従させようとする母親への怒りから、ミニの心は揺れ動く。一方、マルスンは息子だけでなく孫も利用しようとするドッペに対して憤り…。
ドッペとヨンスクは、ガオンをチャ家で引き取ってミニを戸籍上の母親とすることに同意した。ハジンの子の面倒を見るなど、到底受け入れられないミニは猛反対するが、いくら嫌だと訴えようが2人は聞き入れてはくれない。ドユンと夫婦として暮らしていくためにもガオンを育てろというヨンスクの命令をミニは断固として拒否し…。
ドユンから突然の解雇通告を受けたハジン。そのうえ、ドリームゴールド本社からの注意喚起を無視して投資詐欺を黙認したことに対し、損害賠償を請求し法的責任を問うとまで言われてしまう。もちろん、ハジンを解雇する件はミニの耳にも届いていた。ドユンの思いもよらぬ行動に戸惑うミニ。そんななか、ドユンの魂胆を探ろうとしたヨンスクだが…。
僕のためにも、ガオンと2人で国を出ていってくれ――。そんなドユンの訴えをハジンは突っぱねた。なぜ急に心変わりをしたのかは分からないが、それが彼の本心ではないのは確実である。もっと別の理由があると睨んでいたハジンは、ミニを直接問い詰めるが、ドユンの気持ちが私に戻っただけだとほくそ笑むばかりで…。
ミニを失脚させても終わらない。あらゆる手を使ってくる彼女やヨンスク、ドッペたちからハジンと ガオンを守るには正攻法で対抗してもムダだと、ドユンは悟った。そして、自分も“化け物”となって彼らと戦う覚悟を決めるのだった。一方、ミニはドユンが記憶を失ったフリをしているのではないかと疑っていた。そんな彼女に対してヨンスクは、不安ならドユンの真意を探れと助言するのだが…。