世間の関心を集めることで、ミニの攻撃から身を守れると考えたハジンは、昔の人脈を使って料理番組に出演。一方のミニは、あえて人目にさらされるような行動をとり始めたハジンが何を企んでいるのか把握できず、不安を感じていた。ハジンの反撃を恐れ、彼女の親友のフリをして母親のミエに接近するミニ。それを知ったハジンは…。
マルスンに腎臓の提供を唆したこと、それを脅しに利用してハジンとドユンの仲を引き裂いたこと――過去の出来事をまくし立てるハジンを、ミニは震えながら見つめていた。ハジンは記憶を取り戻してしまったのだ。 しかしそれは、一部か“すべて”か。すべてを思い出したのであれば、子どものことをドユンに話すのではないかとミニは不安に駆られる。
ミエとセヨンに記憶を取り戻したことを告げたハジン。これできっと辛い過去を乗り越えていけると、家族3人は抱きあって涙を流す。しかし同時に、諸悪の根源がミニであり、彼女の悪行も思い出し始めたハジンは、受けた仕打ちのすべてを返すと誓うのだった。一方のミニは、ヘリンが実の娘であることをジョンウが知っているかどうか気にかけていた。
ミニの運転する車にはねられそうになり、路上に倒れこんだハジン。意識不明のまま病院に緊急搬送された彼女の脳裏を、失われていた記憶が走馬灯のように駆けめぐり、目を覚ました時には記憶の大部分を取り戻していた。その頃、朝になっても帰ってこないハジンの身を案じたセヨンとミエは、ジョンウに助けを求める。必死の捜索により、ハジンのいる病院を突き止めた彼は…。
ずっと大事に持ち続けていた妊娠中のエコー写真をハジンに渡し、中絶してまで自分のもとを去った理由を尋ねるドユン。これに驚いたのはハジンだ。家族から、子どもは産後亡くなったと聞かされていた彼女は、かぶりを振って産んだはずだと訴える。しかし8年前、ハジン自身から中絶の話を聞かされているドユンは、彼女の言葉に耳を貸さなかった。