ピョンガンとタルは300人という少ない兵で北周(ほくしゅう)の別動部隊チョンギ軍を倒すために、降伏するふりをして不意打ちをかけるという作戦に出る。作戦は成功し順奴(スンノ)部族の大勝利となったが、サンがチンを守って命を落とす。平原(ピョンウォン)王はタルをピョンガンの夫と認め、順奴部族は逆賊の汚名を返上し、部族長会議への復帰が許される。木蓮(モンニョン)堂で新生活を始めるピョンガンとタル。王宮を出入りしている「優れた占い師」の正体が天誅房(チョンジュバン)の頭(かしら)チュンソであると知って驚愕する。
コ・ゴンはヘ・モヨンに解毒薬を作るよう命じ、危篤状態から王を助ける。コ・ウォンピョの怒りを買い、逃げようとするヘ・モヨン。ピョンガン王女を連れ戻しに行くが説得できないコ・ゴン。そのとき、北周(ほくしゅう)軍が攻め入ってきたと知らせが入り、コ・ゴンは都へ戻る。一方、村にはかつてオン・ヒョプ将軍に仕えていた兵士たちが集まってくる。挙兵の準備をするカジンだが、タルは国を守ることには興味がない。コ・ウォンピョは村に使いを出し、王の恩恵に報いるため北周の傭(よう)兵部隊を阻むよう伝える。
ピョンガンとサ氏夫人を刺客から守ったタルだったが、人を殺してしまったという苦しみにさいなまれていた。王に飲ませる毒薬を作れとコ・ウォンピョに脅されたヘ・モヨンは、その事実をコンに告げて助けを求める。チュンソの占いの腕が確かだと知ったチン王妃は、チュンソの処刑を思いとどまり、神通力にあやかろうとする。ピョンガンは苦しみ続けるタルをある場所へ連れていき、タルは幼い頃に父と来たことのあるその場所で、自分が剣を握るべき理由に気付く。
カジンから剣術を習い、めきめき腕を上げるタル。カジンが新たに依頼した師匠は、かつてタルの父オン・ヒョプ将軍と並ぶ武人だったソン・イロプ、今は僧侶のウォルグァンだった。ウォルグァンはタルに修練ではなく雑用をさせ、洞窟の中で体の中の毒素や悪い気を洗い流したら武芸を教えると告げる。長白(チャンベク)薬草店のヘ・モヨンに頼み宝飾品を銀に換えてもらったカジンは、騎兵用の馬や兵器用の鉄を入手し、順奴(スンノ)部族の復権に向けて準備をしていく。
互いの正体がバレたモヨンとチュンソは、各自の目的を果たすために協力関係を結ぶ。村人たちの賛成を得て、順奴(スンノ)部族再起のための準備を進めるピョンガンだったが、タルに剣術の稽古をつけていたところをサ氏夫人に見つかってしまう。サ氏夫人は、武人の道を歩みたいというタルの望みを泣く泣く受け入れる。みるみるうちに剣術の腕が上がっていくタルを見て、師匠としての限界を感じたピョンガンは、タルを新たな師匠のもとへ連れていく。