聴聞会に臨むギョンヘ。自分を正当化する発言を繰り返すが、会場へヨンスクが入ってくるのを見た瞬間、ヨンスクの決意を悟り聴聞会を途中で打ち切り…。一方ミョンファンは銃撃の後遺症で全身が麻痺すると診断され絶望する。そして会社の株を取り戻したセヨンは新社長を指名し、自分自身の処遇も決めるがその選択は…。そしてギョンヘはヨンスクとともに、ベネチアに旅立つことになり様々な思いが交錯する屋敷を去ることに。
セヨンの作業室にミョンファンの雇った、ならず者が侵入しジェジュンを襲撃する。それをかばったセヨンが負傷し鞄を持ち去られるが、中身は偽物の「創業白書」で本物は奪われずに済む。そんな中、セヨンはギョンヘの妨害を掻(か)い潜(くぐ)りウィナーズの公募に応募する。ギョンヘは、そうとも知らずセヨンの企画を大賞に選んでしまう。そしてヨンスクは、ギョンヘから遺産の相続資格を剥奪する決意をする。
ヨンスクは「創業白書」をミョンファンから取り戻しセヨンに渡す。そんな中、その価値に気付いたギョンヘ。「創業白書」がすでにセヨンの手に渡ったと知り、奪い返すようミョンファンに命じる。そんな中、垣間(かいま)見た「創業白書」に着想を得たギョンヘは、国の機関と共同で新規企画公募事業を実施することに。セヨンは、この公募に入選してウィナーズに戻ることを考え、亡きウン会長の「創業白書」を参考に企画を練り始める。
ギョンヘはセヨンに遺品の印鑑をもって銀行に行けば金庫を開けてくれるという情報を伝えるが、これは印鑑が偽物だと証明して、頭取に不正に金庫を開けさせる目的からだった。セヨンはへその緒が犬のものだったと知り、それを大切にしていたスランを思いギョンヘに対する怒りが爆発する。ギョンへとミョンファンは、金庫を開けさせることに成功するが、中身が「創業白書」と書かれた薄汚れたノート数冊だったことに落胆する。
セヨンはギョンヘに渡された偽物の遺品の印鑑を、父ミンスのへその緒入りだと言ってスランに渡してしまう。ミョンファンは貸金庫のある銀行の頭取を、スキャンダルをネタに脅迫し金庫を開けるよう迫る。そんな中スランの病状は悪化して終末が近いと宣告される。スランはセヨンの家族全員に感謝の言葉を伝える。スランの思いやりに触れたジェヨンは兄とセヨンの仲を認めることに。そしてついに最期の時が迫り…。