王に会い、府院君斬首の命を受けたイ・ギュは勅書を作成する。しかしハソンは王妃との約束を守るため、府院君を流罪にする。ハソンの妹のダルレは、妓楼でシン・チスの息子に目をつけられてしまう。そして使用人に騙され、シン・チス邸に連れて行かれる。その頃、王に夜食を運んできた女官がその夜食を口にし死亡。ハソンは王の身代わりに死ぬ役目であることを悟り逃亡する。妓楼に戻り、妹の身に起きたことを知り、シン・チス邸に乗り込むハソン。しかし叩きのめされてしまう。
策略により、王妃の父であり忠臣である府院君ユ・ホジュンは謀反の罪を着せられる。そのことで意気消沈する都承旨イ・ギュは、ある日妓楼で王と同じ顔の道化ハソンを見つける。対面する王と道化。そして王イ・ホンは王宮を抜け出し、道化のハソンは多額の財をもらうことを条件に、王の代わり役を引き受ける。イ・ギュとチョ内官から手ほどきを受けるハソン。だが左議政シン・チスが何者か知らなかったため、府院君を斬首に処す許可を与えてしまう。
王の死により朝鮮の新王に即位したイ・ホンは、暗殺を恐れ眠れぬ夜を過ごしていた。そして恐怖に怯え、先王に縁のある者を次々と処刑していった。一方、王様を笑いの種にした出し物を演じる道化のハソンが、漢陽へとやってきた。だが都である漢陽では、王ではなく、王妃と側室の宣化堂を笑いの種にするのが流行していた。恐怖政治により絶対的地位を築いたホンだったが、いまだ暗殺に怯え、側近の都承旨イ・ギュに自らを守るための策を講じろと命じるのだった。