ハソンはチュ・ホゴルの協力を得るため賭けをする。その結果ハソンは、ホゴルの心を得る。だがその矢先、シン・チスの策で戸曹に監察が入る。戸曹判書が罷免になれば、大同法の施行は困難となる。地方官吏が米を横流ししている証拠をつかむためにも、一刻も早くホゴルの力が必要となるが、ホゴルは命を狙われる。上奏の日、ギュが登庁しないことに気を揉むハソン。ところが上奏が始まると遅れてギュが現れる。引継書の疑惑を証明する証拠とともに。
かつて夢見た世の中を作ろうと決意したイ・ギュは、大同会の仲間を集めるようウンシムに指示する。ハソンに王と同じ傷を負わせたイ・ギュは、内医院の診察を断らせ、他の者の拝謁を止めさせた。だが王妃ソウンだけは毎日のように薬を煎じて王宮を訪れ、ハソンとソウンの距離は縮まっていく。ソウンの頼みで民に施す救援米を集めるようシン・チスに命じるハソンだが、王室の財源を握るチスは、宮殿再興を口実に一蹴する。戸曹判書に救援米の件を相談するうちに、米で貢納品を統一する大同法の再施行の話が持ち上がるが、そのためには計算能力にたけたチュ・ホゴルの力が必要だった。
宣化堂に毒を盛った犯人とされたのは、王妃付きのパク尚宮であった。取り調べが進む中、パク尚宮は毒殺され、王妃ソウンは窮地に陥る。しかし大妃がソウンを呪っていた証拠の品を、女官エヨンがパク尚宮の親族より手に入れる。何とかソウンを救いたいハソンは、大妃の罪を不問に付す代わりに、パク尚宮を殺害した犯人を差しだすよう迫る。実行犯の自白により廃妃を免れるソウン。いよいよ王宮を去る時が来たと覚悟を決めるハソン。一方、心を病んだ王の姿に衝撃を受けたイ・ギュは、ある決意を固めていた。
狩りで、ハソンにシン・イギョムが同行することになった。怒りを抑えきれないハソンは、イギョムに矢を向けるが思い留まる。そして狩りの最中に刺客に矢を射られたハソンは、重要な手がかりとなる“矢じり”を都承旨に渡す。一方、冷酷な王に対し心を閉ざしていた王妃のソウンは、王の変化に気づき、次第に心惹かれていく。ある日、王妃を訪ねた側室の宣化堂と淑媛。出された茶を飲んだ宣化堂は、茶に入っていた毒により倒れてしまう。犯人捜しが始まる中、王妃に不利な証拠が見つかる。
王宮から逃げ出したハソンだったが、妹ダルレを襲ったシン・イギョムに復讐するため、再び王宮に戻る。王イ・ホンは山奥の寺に身を潜めて療養する。しかし弟のユルを殺した罪悪感に苛まれ、まだ弟が生きているかのような幻聴が聞こえるようになる。朝廷では、大妃が王を引きずりおろそうと晋平君と機を狙っていた。晋平君は、狩りで王を暗殺する計画を立てる。そして左議政のシン・チスもまた、自分の配下の者たちを役職につけ、朝廷を支配しようと画策していた。