忠寧大君が世子となって間もなくバンウォンは譲位し、忠寧大君が即位する。上王として退いたバンウォンだったが、兵権だけは自分の手に握っていた。軍事に関する報告が少ないことに疑問を持ったバンウォンは義禁府に状況を調べさせる。そんな中、領議政として明に向かった王妃の父シム・オンは、バンウォンの命令で義禁府に押送される。
世子は大臣たちと議論する場を設けるが、大臣たちの質問に答えることができず、醜態をさらしてしまう。バンウォンが朝廷で世子の選び直しを提案すると、臣下たちは満場一致で忠寧大君を推薦する。バンウォンは最後まで世子をかばい近くに住めるようにする。そして、世子は譲寧という新しい称号をもらい宮殿を去るのだった。
世子が酒色に溺れていたことを知ったバンウォンは、世子を宮殿から追い出してしまう。そして忠寧に、王になる意志があるなら自力で世子の座を手に入れろと話す。忠寧の普段とは違う様子に気づいた忠寧の妻は諦めさせようと王妃に相談する。話を聞いた王妃はバンウォンに頼みに行くが取り合ってもらえず、忠寧の書物を全部取り上げてしまう。
大妃が崩御し、バンウォンは息子たちに酒を口にせず何事も謹んで過ごすよう告げる。しかし、大妃の喪中にもかかわらず酒を飲みに出かけた世子。世子の度重なる不祥事に限界を感じたバンウォンは、世継ぎの候補者がもう1人いることをほのめかす。それが忠寧だと気づいた世子は慌てて勉学に励むようになるが…。
ジェが亡くなるとミン氏兄弟の極刑を訴える上奏文が上がり、世子は臣下たちの前で賛成の意を告げる。外で話を聞いていた王妃は泣き叫びながら訴えるが、バンウォンは耳を貸さず2人に自決を命じる。三男の忠寧は悲しみに暮れる王妃を慰める一方で、自決を止められなかった世子を責める。バンウォンはさらに残った義弟2人にも官職を与え…。