幼い子どもである昌王の命を奪ったことで、ソンゲに非難が集中する。大業を志した自分のせいで息子たちが争うことを嘆いたソンゲは、東北面に帰ることを決めるのだった。知らせを受けたバンウォンと兄のバンウは土下座して謝るが、父親の決意は固かった。ソンゲを王位に就かせ、新しい国を作ろうと宣言するドジョンだが…。
ソンゲの側近チョン・ドジョンは、ソンゲの姻戚である定昌君を高麗の新国王恭譲王に擁立する。しかし、王はイ・セクとピョン・アンニョルを官職に起用してソンゲを警戒するのだった。父親を侮辱され怒ったバンウォンは私兵を率いて王を脅す。恐れをなした王はセクたちを流配にし、禑王と昌王の処刑を命ずるが…。
禑王は回軍将帥の暗殺に失敗し、強制的に廃位にされ流配となり、その後、禑王の息子が王に擁立される。そんな中バンウォンは、ソンゲを狙った刺客に刺されてしまう。黒幕が流配地にいる上王であると知ったバンウォンは、議論の場で王を消せばいいと過激な発言をするが、チョン・モンジュに名分はあるのかと問われる。
途中、行く手を阻まれてしまうバンウォンたちだが、ソンゲの第二夫人カン氏の助けで難を逃れる。王宮に迫ったソンゲは禑王の側近であるチェ・ヨンを倒し、開京を陥落させる。父や兄たちと再会しバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲはバンウォンを登庁させる。そんな時、禑王はソンゲの家に奇襲を仕掛ける。
1388年、高麗。遼東征伐に向かった将軍イ・ソンゲは、明との戦に納得できず開京に引き返すことを決める。これに憤慨した禑王は、ソンゲを逆賊として扱い開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じる。人質であった兄たちは脱出し、五男のイ・バンウォンも不穏な空気を感じ、妻のミン氏と子どもたちを実家に行かせる。