貢女になったダンを救うため、リンは代わりに自らを元へ送ってほしいと元成公主に掛け合う。一方、これまで親しく接していたウォンが世子だと分かったサンは、ウォンに対して不自然な態度をとってしまう。ウォンは妙に感じながらも、サンに対して”何があっても一番はお前だ”と伝えるのだった。ウォンもまたダンを救うための決断をしていた。そして、世子妃選びのため、王妃の御所で茶会が催された。そこには…。
サンとジョンの婚礼は、ジョンの欲望による政略結婚というだけではなく、貢女にされそうなリンの妹 ダンを守る術でもあった。そうとは知らず、リンは兄であるジョンの婚礼を止めてほしいとウォンに依頼する。しかしウォンが起こした行動は、忠烈王の逆鱗に触れ、事態をより混迷させることとなる。一方で、サンはウォンが世子であることを知り、戸惑っていた。そこへ現れたソン・インに連れられ、サンは王宮へ向かう。
リンは、兄 ジョンに対して、7年前の事件に関わっていたのではと問い詰める。その時、ソン・インが現れ…。そして、元成公主が主催する採蓮会の日がやってくる。ジョンに嫁ぐことを決めていたサンは、最後の思い出として参加するが、それを知らないウォンは笑顔でサンを迎え入れる。一方でサンの決意を知るリンは、サンとジョンの婚姻を阻止すべく、1人奔走していた。その頃、元成公主はウォンの世子妃を選ぼうと動き始め…。
リンが助かったと知ったサンは、すぐにウォンとリンに会いに行く。一方、サンの正体が侍女ではなく、ウン家の娘と知ったソン・インは、ウン・ヨンベクにその証拠を突きつけた。そしてこの事実が露呈すれば、サンは貢女として元に差し出され、ウン家の莫大な財産も没収されると脅し、サンをジョンに嫁がせるべきだと迫る。その夜、リンがサンのもとを訪ねてきた。ウォンの命を受けたリンは、王宮で催される採蓮会にサンを誘う。
リンとサンのどちらかだけを助けると忠烈王に言われたウォンは、サンを助ける。2人は、投獄されたリンを助けるため、それぞれ奔走する。ウォンはリンの父親ワン・ヨンを訪ね、その手立てを伝え、サンもまた、父ウン・ヨンベクに助けを求める。王宮で投獄されたリンの放免を嘆願する最高会議が開かれることとなった。その頃、リンはひとり静かにサンに思いをはせていた。それぞれの思いが交錯する中、忠烈王が下した決断は…。