ドヒョンの中から消えることを恐れるセギに、リジンはお互いの長所を尊重しながら共存することを提案する。セギはドヒョンらしく振る舞うことを約束するが、明らかにドヒョンとは異なる言動にリジンとアン室長はやきもきする。一方、セギから父ジュンピョを人質に財閥を渡すよう迫られているテイムは、覚悟を決めてセギを呼び出す。
ファランに呼び出されたリジンを、激しい剣幕で連れ去るセギ。リジンはファランを軽蔑するセギの発言から、過去に虐待を受けていたことを感じ取る。一方、ドヒョンの素性を調べ上げているリオンは、リジンとスンジン家が関わることを心配する。これ以上深入りさせないように、ドヒョンの元から強引にリジンを連れて帰る。
リオンは自分がオメガであることをドヒョンに告白し、いくつかの条件を提示して作品の映画化権を一任する。その後、悪夢にうなされるドヒョンはセギとなって目覚め、寝室でリジンが傍らに眠る状況に激高する。リジンはドヒョンと別人格たちとの仲裁役だと説明するが、怒り狂うセギはドヒョンの世界を破壊すると言い放つ。
自分と真摯に向き合うリジンに惹かれ始めるドヒョン。そして、リジンも患者であるドヒョンに対し、特別な感情を抱いている自分に戸惑っていた。そんな中、リジンの目の前にドヒョンの中の複数の人格が、一晩のうちに次々と現れる。中でもヨナは、リジンの私物を片っ端から荒らした挙げ句、リオンの写真を見て大はしゃぎする。
オメガとの接触を図ろうと、ドヒョンはファンが集う朗読会に参加する。その後めまいに襲われたドヒョンに、ヨソプの双子の妹アン・ヨナの人格が現れる。最も手強いとされる人格を目の前にリジンは言葉を失うが、奔放なヨナはリジンに生意気な言動を繰り返した後、大ファンのアイドルグループを目がけて一目散に走りだす。