最後の演習で、すべての明かりが一斉に消え、真っ暗闇の中、刺客たちがサンに忍び寄る。テスはサンのもとへ駆けつけ、必死で刺客たちからサンを守る。計画の失敗を知った重臣たちは水原から急いで逃げようとするが捕えられる。 すぐにチェ・ソクチュたち重臣の取り調べが始まる。 だがどんなに拷問を加えられても、チェ・ソクチュたちは貞純は関わりないの一点張り。 サンは貞純を断罪しないことに。生きようが死のうが彼女の罪は永遠に許されることはない。 誰よりも哀れなのは貞純かもしれないと…。
華城の建造が着々と進む中、テスとカン・ソッキの昇進が決まる。だがソ・ジャンボだけ外されてしまい、これまで命懸けで仕えてきたのにと激怒するソ・ジャンボ。 一方、ミン・ジュシク率いる私兵を使い、華城で謀反を起こす計画を進める貞純とチェ・ソクチュ。 いまだ怒りの治まらないソ・ジャンボは居酒屋でやけ酒を飲み続ける。そんなソ・ジャンボを利用しようとミン・ジュシクが近づく…。 華城が完成し、華城で壮勇営の夜間軍事訓練が行われるが…。
重い病にかかってしまったソンヨンは日に日に衰弱してゆく。サンは国中から医師を呼び寄せるが、ソンヨンの病状を診て皆さじを投げる。 そこでサンは、まだ朝鮮には伝わっていない西洋の医術に頼ることに。少しでも治る可能性があるのならと、清国から西洋医術を習得した医師を連れてくるようテスに頼む。 しかしソンヨンはテスに、治る見込みもないのにサンにむなしい希望を抱かせたくないという…。
世子(セジャ)になったばかりの幼いヒャンが、突然はしかにかかり危篤状態に…。 ソンヨンのお腹には新しい命が宿っていたが、なぜか女医による診脈を頑なに拒む。彼女には一つ気にかかることがあった。こっそりテスを部屋へ呼んだ彼女は、誰にも知られぬよう町から医師を連れてきてほしいと頼む。 一方、水原(スウォン)に新しい城の建築を任されたチョン・ヤギョンたちは、築城に煉瓦を用いることをサンに進める。
サンとソンヨンの間に生まれたヒャンは、両親の愛情を一身に受け、すくすくと成長していた。恵慶宮(ヘギョングン)もヒャンを目の中に入れても痛くないほどのかわいがりようだ。 一方で、亡き父、思悼世子(サドセジャ)の墓所を水原(スウォン)に移したサン。だがその本当の目的は、水原に城を築き、そこを商業と農業の基盤を兼ね備えた新しい都にすること。サンは信頼を置くチョン・ヤギョンやパク・チェガたちを水原に送り、新都を築くための準備を着々と進める。 サンが水原に足しげく通い何やら計画を進めていることを知った貞純(チョンスン)大妃(テビ)は、サンの計画を探ろうとするが…。