サンは精鋭の武官を集め、新たな王の親衛部隊、壮勇衛(チャンヨンウィ)を組織。テス、カン・ソッキ、ソ・ジャンボはその指揮官に昇進する。 その頃、懐妊して「昭容(ソヨン)」という位を授かったソンヨンは臨月を迎えていた。そんなソンヨンを優しく見守るヒョイ王妃。だがソンヨンに次いで和嬪(ファビン)も懐妊したため、恵慶宮の関心はすっかり和嬪に向けられていた。
朝鮮で捕らえられた清国の商人たちの釈放を求め、役所の前に押しかけていた清国使節団の兵士たち。その彼らが、これ以上は待てないとついに剣を抜く。 チョン・ヤギョンはこの騒ぎを聞き、清国側は初めから一戦交えるつもりだったはずだとサンに告げる。しかし、そうだとすればサンには一つ腑に落ちないことがあった。 一方、何とかしてこの一件の解決の糸口を見つけたいソンヨンは…。
科挙に見事首席で合格したチョン・ヤギョン。主席合格者は毎回王に謁見することになっている。お忍びで視察中のサンと街で知り合い、本当の王とは知らずに幾度となく無礼な口を利いてしまった彼は、サンに会うのは気が重い。恐る恐るサンのもとを訪れたチョン・ヤギョンだったが…。 一方、テスたちが見張っている、法外な利息を取り、さらに借金を返せない者を清国に売り飛ばす高利貸しが、清国の商人と取り引きをする日が近づく。
再び風変わりな儒生に遭遇したサンは、人相学も極める儒生に王であることを見抜かれ、正直に王だと打ち明ける。しかし、言い当てた当の本人はまるで信じず、サンが王なら自分は朝廷の高官だと笑い飛ばして去ってしまった。宮殿へ戻っても、サンは儒生のことが頭から離れず、身元を調べるようテスに命じる。 一方、サンは流刑地に送られたホン・グギョンのことを思い心を痛めていた。そしてホン・グギョンもまた、流刑地でサンのことを考えていた…。
いよいよ大逆罪を犯したホン・グギョンに裁きを下す時が来た。サンが下した処分は…。 時が過ぎ、ホン・グギョンのことで心を痛めながらも、精力的に政務をこなすサン。そんな中、お忍びで街に調査に行く途中、儒生たちが学ぶ成均館に寄ることに。そこで、サンは風変わりな儒生に出会う。