フンはジェヒを北朝鮮の収容所から救い出す金が必要となり、ミョンウ大学病院の元胸部外科長のヒョンウクのチームに入ることになる。病院の理事長は国務総理のソクチュを執刀するチームを選ぶため、ヒョンウクと現科長のジェジュンを競わせようとしていた。ある日、分院から肺がん末期の女性が転院してくる。彼女は理事長の娘、スヒョンの実母だった。彼女はフンがジェヒに贈ったはずのミサンガをしていた。フンとスヒョンは命を救おうとするが…。
収容所にいるジェヒの映像を見たフンは、ジェヒを救い出すためブローカーのリムに依頼するが、お金が必要だと言われてしまう。翌日、脱北仲間のチャンイに仕事を頼まれたフンは、配達先のミョンウ大学病院へと向かう。そこで先日、500ウォンを取り合った少女の父親が突然の心筋梗塞で倒れてしまう。執刀する医師が見つからなかったため、フンは勝手にメスを執り、患者の一命を取り留める。その後、フンは病院でジェヒに似た人物を目撃するが…。
父の死後、フンはジェヒの治療をするという名目でハンガリーへ行く。フンはジェヒの心臓を一時的に止めて死亡したと見せかけ、隙をついて病院から逃げ出し韓国への亡命を図ろうとするが、チャン・ソクチュの差し金で亡命を拒まれてしまう。北の追っ手から逃げるフンとジェヒだったが、ジェヒは銃弾を浴びて川に落ち、2人は離ればなれになってしまう。2年後、フンは韓国で小さな医院を開業し、お金を貯めながらジェヒを捜し続けていた。
1994年、朝鮮半島は戦争勃発の危機にさらされていた。この危機を回避するには心臓病を患う金日成の命を救うしかないと考えた国会議員のチャン・ソクチュは秘密裏に胸部外科医のパク・チョルと息子のフンを北朝鮮に送る。手術は成功し戦争の危機は回避できたが、パク親子は北に残ることを余儀なくされる。やがて医大生となったフンは、恋人のジェヒと結婚の約束を交わすが、突然ジェヒは収容所に送られ、フンは研究所に連行されてしまう。