ヨンジュンがNJグループの財力で援助すると言い出し、教会の子供たちが海外へ行けることに。チャオルムも一緒だと知ったバルンの気持ちは複雑だ。来週まで会えないと言われ、寂しさを感じながら彼女の帰国を待ちわびる。しかし、あるトラブルが原因で旅行を取りやめたチャオルムが職場に現れると、バルンから思わず笑みがこぼれ…。民事44部は刑事部の事件も担当することになり、老人たちによる飲酒がらみの裁判が続いていた。
接着剤中毒の少年ガオンが起こした窃盗事件を担当することになったチャオルム。ガオンの保護者である牧師から接着剤中毒の深刻な実態を聞いた彼女は、青少年たちを非行から守るべく立ち上がる。まずは、彼らのたまり場に行き話を聞くことに。その後、バルンとともに教会に行ったチャオルムは、そこで暮らす子供たちそれぞれの境遇を牧師から聞かされる。そんな矢先、ガオンが再び窃盗を働いて行方不明になったと連絡が入り…。
かつて民事44部が担当したセクハラ裁判の証人ダインが、解雇無効を訴える。彼女の言葉を聞いて不当な解雇であることを見抜いたチャオルムは、復讐には復讐で対抗すべきだと憤慨。しかし、判事が法の下でダインを救える術はなく、太刀打ちできない無力な自分を責めて自暴自棄に。不条理な世の中に苦しむチャオルムを見ていられないバルンは、心を痛める。バルンの優しさに肩の力が抜けたチャオルムは、悔し涙を見せ…。
裁判所の前では、不正判事に対する市民の抗議活動が続いていた。面倒な事件ばかり背負い込んだバルンは苦労が絶えない。そんなある日、夜中に痛くて死にそうだと訴える母親を病院へ連れて行ったバルンは、焦るあまり、病院関係者である昔の友人に助けを求めてしまう。一方、カム部長判事からコーヒーを飲もうと誘われたチャオルムは、彼女が主任裁判官を務める事件に関して、ある提案をされる。そのことに憤ったチャオルムは…。
妻の浮気が原因で離婚した夫婦が親権を巡って対立。裁判を起こした夫は、娘を育てさせてほしいと必死に懇願するが、児童養護施設出身の彼には頼れる身寄りがなかった。ハン部長判事が下した苦渋の判決。親子の愛の深さに涙するチャオルムに気づいたバルンは、優しい言葉をかける。彼女の力になりたいバルンは、チャオルムの母親が入院する病院へ同行する。そこでギターを弾いて聴かせるバルンの姿を見たチャオルムは…。