官軍を打ち負かし、香州牧を救ったギルドン。命からがら逃げだした燕山君は、再び兵力を集めて香州牧を攻撃しろとパク・ウォンジョンに命じる。一方、ジョンハクとパク氏は戦いに敗れた責任を問われ、奴婢の身分に落とされてしまう。そんな中、ギルドンはガリョンの意識が戻ったことに気づき、涙を流しながら彼女を抱き締める。ガリョンは燕山君を王座から引きずり下ろすというギルドンの決意を聞いて衝撃を受けるが…。
人質として木に縛り付けられたガリョン。ギルドンはすぐにガリョンを助けに行こうとするが、ギリョンに制止され思い留まる。燕山君はうろたえるギルドンを見て満足し、再びガリョンを監禁する。香州牧には官軍だけでなく傭兵や守貴単の兵までもが集結。村人たちはギルドンのために逃げ道を作ると言い、ガリョンを救い出して逃げてほしいと告げる。しかしギルドンはガリョンに向かって矢を放ち、民を守る闘いを開始するのだった…。
香州牧(ヒャンジュモク)では燕山君を批判する貼り紙をした儒生が次々と捕らえられ、その家族までもが命の危険にさらされていた。ギルドンとホン家の仲間たちは村人を守るために戦い、官軍を追い払う。これを知った燕山君は激怒し、ジョンハク率いる数百の兵を再び村に送り込む。一方、ノクスは燕山君の寵愛を取り戻すため、ガリョンがギルドンの妻であることを暴露する。燕山君の前に引きずり出されたガリョンは、真実をすべて話すと告げるが…。
ハソンことギリョンがギルドンの兄だったことを知り、衝撃を受ける燕山君。ジョンハクは官軍を率いてギリョンの後を追うが…。サンファはギルドンやギリョンのことを思い出せず、自分はオリニではないと否定。ギルドンの居場所を知らせるため、密かにドファンの元へ向かおうとする。一方、悪夢を見た燕山君は再び寝殿にガリョンを呼び、物語を聞かせてくれと頼む。ガリョンは寝ついた燕山君をかんざしで殺そうとするが、その場にノクスが現れて…。
ついに王宮に乗り込んだギルドンと仲間たち。燕山君は慌てて逃げ出すが、護衛兵や側近と引き離されて孤立する。ギリョンは忠臣を装って燕山君を救い出し、信頼を得ることに成功。ギルドンを追うという名目で官軍の兵力を手に入れ、次なる計画のために動き出す。一方、燕山君は自分を守れなかった臣下たちに不満を抱き、ノクスすら信じられなくなる。罪のない人々が王命で次々と処刑され、宮中では燕山君に対する臣下の反感が高まっていくが…。