復讐を果たしたアモゲとギルドンたちは晴れて匿禍里へ戻り、家族として“ホン”の姓を名乗り始める。ギルドンとの結婚を夢見るガリョンはホンの姓はいらないと言い、アモゲにギルドンのことが好きだと明かす。そんなある日、アモゲはギルドンを連れて妻の墓へ向かうが…。一方、テハクはギルドンがチュンウォン君から取り戻した銀山を奪おうと企んでいた。宮中では、逆臣の粛清に成功した燕山君が褒美を与えるためにノクスを呼んで…。
燕山君は世祖の悪評を吹聴した人物を次々と捕らえ、大規模な粛清を始める。イ・ジョンスの証言によって捕らえられたチュンウォン君は、王族にもかかわらず尋問場に引き出される。ギルドンに指示されたとおり、チュンウォン君に不利な証言をするイ・ジョンス。踏み台ことギルドンはチュンウォン君の潔白を明らかにする証人として尋問場に呼ばれるが…。一方、王命でチュンウォン君の邸宅を捜索したギリョンは、あるものを発見して…。
燕山君は掌楽院の女楽たちを集め、自分に関する世間の噂を問い質す。他の女楽たちが物怖じする中、ノクスは燕山君と彼の祖父にあたる世祖の悪評までを正直に報告。憤った燕山君は、世祖の噂が記された文書を探し始める。そんな中、ギリョンが王朝実録の草稿である史草の中から世祖を暗に批判した“弔義帝文”を発見。朝廷では大騒動が巻き起こる。ギルドンはこの機会を利用してチュンウォン君を罠に陥れる計画を立てるが…。
コンファは燕山君に名を聞かれ、ノクスと名乗る。燕山君を微笑ませ、髪飾りまで授かったノクスは彼の心をつかんだと確信するが…。そんな中、ギルドンは妓楼を作ることを決意。燕山君がチュンウォン君を討つように仕向けるという計画を父と仲間たちに明かす。ギルドンたちは宴会でチュンウォン君をもてなしつつ情報を集め、彼の悪評を燕山君の耳に入れるが…。一方、ギリョンは科挙に見事合格し、宮中の記録係である史官に登用される。
アモゲはギルドンが怪力を取り戻したことに気づき、家族のことは忘れて自分とは違う生き方をしろと告げる。だが、ギルドンは必ず復讐を果たしてみせると父に宣言。荷物持ちになりすましてチュンウォン君に接近する。一方、匿禍里に戻ろうとしたギリョンはアモゲが死んだという話を聞いて絶望し、科挙を受ける決意をする。宮中では大臣たちが水陸斎に猛反対を続け、燕山君は気を落とす。コンファはそんな燕山君を慰めるために舞を踊り…。